п»ї 30 | 8月 | 2013 | ニュース屋台村

Archive for: 8月 30th, 2013

標準作業の維持管理は本当に難しい
『ものづくり一徹本舗』第2回

8月 30日 2013年 経済

LINEで送る
Pocket

迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

前回、標準化の重要性とその実例について述べた。「標準化と遵守状況シート」を既にお試しいただいた方はいるだろうか? 標準作業を維持することは易しいようで本当に難しい。

あなたの工場では、以下のようなことが起こっていないだろうか?
①作業者が自分流にやりやすい方法を考え、作業手順を変えていた
②監督者が標準作業を理解せず、ミスを見逃していた
③他工程の手余り作業者がやってきて作業員同士がしゃべっている
④携帯電話が鳴り、その電話に対応する
⑤退職者が出て新人を投入したが、ミスが続出
⑥材料が変わったが、標準書に反映しておらず不良発生
記事全文>>

コメント

経済とは何のためにあるのか
『教授Hの乾坤一冊』第4回

8月 30日 2013年 文化

LINEで送る
Pocket

教授H

大学教授。専門は環境経済学および理論経済学。政府の審議会の委員なども務める。「知性は、セクシーだ」が口癖。趣味は鉄道(車両形式オタク)。

ご記憶の方も多いと思うが、昔「くたばれGNP」という言葉がはやった。大手新聞の連載記事のタイトルになり、人々の共感を大いに誘ったのだ。1970年のことである。当時日本経済は高度経済成長の末期にあたり、公害や働き過ぎ、所得格差などのさまざまな歪みがあらわになった時期であった。多くの人が、もうこれ以上経済成長を追い求めても幸せにはなれないのではないか、GNP(国民総生産)うんぬんで経済を語っても意味がないのではないか、と思い始めていたのだ。

あれから40年以上が経った。用語がGNPからGDP(国内総生産)に変わったものの、同じ問いは依然として生きている。GDPの成長を追い求めることによって人間は幸せになれるのだろうか。この問いにはっきり「ノー」と答えたのが、ジョン・デ・グラーフ/デイヴィッド・K・バトカーの『経済成長って、本当に必要なの?』(早川書房、2013年)である。
記事全文>>

コメント