п»ї 25 | 7月 | 2014 | ニュース屋台村

Archive for: 7月 25th, 2014

メードはアジアから
『山田厚史の地球は丸くない』第26回

7月 25日 2014年 経済

LINEで送る
Pocket

山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

香港で外国人家政婦への虐待が社会問題になっている。フィリピンやインドネシアから来たメードさんが、雇い主から暴力を振るわれたり、性的虐待を受けたりするケースが多発し、大規模な抗議集会に発展している。暴力沙汰を起こしたマダムが外国に逃げようとして空港で逮捕される、といったワイドショーをにぎわす事件も起きている。

似た話は、中東のカタールでも聞いた。産油国では、いわゆる下働きは外国人労働者に任せ、メードはアジアから雇う。労働法制が整備されず労働者の権利は弱い。雇い主の気分次第で在留が打ち切られるという境遇。所得格差が差別意識を助長し、圧倒的な雇用関係を背にメードは家庭内奴隷のように扱われるケースが少なくないという。
記事全文>>

コメント

私はタイ通貨大暴落をこうして乗り越えた
『ものづくり一徹本舗』第19回

7月 25日 2014年 経済

LINEで送る
Pocket

迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

1997年7月に起きたアジア通貨危機に起因するタイバーツの切り下げは、対米ドル、対円に対してバーツの価値がほぼ半減するという大暴落であった。つまり、これまでの借金は2倍に膨らみ、貯金は逆に半減した。それも一夜(実際は数か月であるが、実感は一夜)にしてである。今回は、タイバーツの大暴落に直面した時にタイ現地法人の社長だった私の対応と、その時に得た教訓について紹介したい。

◆日本出張時に届いたバーツ切り下げの第一報

一昔前になるが、71年のニクソンショックによって金と貨幣の交換が停止され、金本位制が崩壊した。日本では戦後、1ドル=360円の交換レートだったがこれが1ドル=308円に一挙に切り上げとなり順次、変動制に移行していった。ニクソンショックはこのように円の大暴騰現象を起こしたが、そこに至るまで日米間で協議を重ねて施行された。しかし、タイバーツの急激な下落は、一般国民には全く寝耳に水の話であった。
記事全文>>

コメント

暴れなくていいんだよ 東日本大震災と障がい児
 フラッシュバックをめぐるルポタージュ(その3・完)
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第20回

7月 25日 2014年 社会

LINEで送る
Pocket

引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

◆ごめんね

前島元子さんは自閉症の卓也君(仮名、14)と2人暮らし。結婚から3年後に卓也君を出産。1歳6か月の時に医師から知的障がい及び自閉症と宣された。父親は「どうせ治るべ」と取り合わず、長い論争の末、父親は結局家を出て、今はどこにいるかも定かではない。

川をさかのぼってきた波に自宅1階は破壊された。ぎゅうぎゅう詰めの避難所で対応できない卓也君とともに自宅2階で住み、3か月かかって1階の修復をした。卓也君の変化はその修復している際の約3か月後、に起こった。机をかじる、耳をたたく、そして人を蹴る。目つきが変わるわが子に元子さんは心の中でこう繰り返すという。「障がいつきで生まれてごめんね」と。
記事全文>>

コメント