п»ї 21 | 8月 | 2015 | ニュース屋台村

Archive for: 8月 21st, 2015

安保法制とTPPはリバランスでつながる
『山田厚史の地球は丸くない』第52回

8月 21日 2015年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

会合のたびに「大筋合意か」と伝えられてきた環太平洋経済協力連携(TPP)は、どうやら暗礁に乗り上げたようだ。あいまいな表現をするのは、TPPは各国に「守秘義務」を課し、交渉内容は国会にさえ報告されないからだ。
 とはいえ、12か国が参加し20を超える分野で政府関係者が交渉しているのだから、情報は漏れてくる。伝えられるところによると、最大の障害は「知的財産権」だった。著作権や特許権、具体的には薬品特許やディズニー映画の放映権などを何年後から無料開放するか。「知的財産」で儲けたい先進国とカネを吸い上げらえるのがイヤな途上国の対立が解けなかった。

◆先進国の都合で進められてきた経済交渉

TPPは、経済から国境を無くし関税や制度を一つにしようという試みだ。競争力をむき出しにしてビジネスをしようという自由貿易の考えが土台にある。対等な競争では分(ぶ)がない途上国は不安だ。先進国に度量があった頃は、途上国の主張をのむこともあったが、グローバル化で多国籍企業が世界市場を席巻する昨今、甘い話はできない。その対立をTPPは超えられなかった。
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宮城への郷土愛あふれるお店
『世界に挑む!地方に眠る日本の食』第2回

8月 21日 2015年 文化

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内田美和(うちだ・みわ)

中堅中小企業のM&Aアドバイザリー業務、地方銀行の取引先食品メーカーを対象とした展示会企画・運営・海外輸出サポート業務、飲食店運営などに従事。現在は販路開拓、商品開発を中心とした地域プロデュース業務に従事し、バンコック銀行日系企業部の日本サイドの食品関連サポート業務、新日本スーパーマーケット協会アドバイザーを兼務

イタリア・ミラノで現在開かれているミラノ国際博覧会。日本の食、食文化、食空間をテーマに、多くの日本食がミラノで振る舞われている。日本から海外への発信であるが、今、日本国内においても「おいしい」だけでなく、「食、食文化、食空間」に重きを置く飲食店が注目され、人気を集めている。

◆味はもちろん、空間や文化も堪能

今回快くレストランのメニューレシピを教えてくださった現代宮城料理「吉田パスタバーBis3恵比寿 Campanilismo(カンパニリズモ)」(東京・恵比寿)のオーナーシェフ吉田宏介(よしだ・こうすけ)氏も、宮城という「地方」から「全国」へ「食、食文化、食空間」を広げようと様々な試みをされている。
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