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「完全なる日々」は共生社会の中にある
映画「PERFECT DAYS」から
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第274回

3月 25日 2024年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆ダウン症男性の出演

映画「PERFECT DAYS」(パーフェクト・デイズ、原題:Perfect Days)が2023年12月に公開された。ヴィム・ヴェンダース監督が東京を舞台に、かねてから出演を熱望していたという俳優、役所広司氏を主役に迎え、日本・ドイツ合作で制作されたドラマ作品である、東京の公衆トイレを掃除する清掃作業員の男、平山を演じる役所氏はこの作品で第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最優秀男優賞を受賞した。 記事全文>>

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安倍氏亡き後に金融正常化
政策の誤り 修正に10年
『山田厚史の地球は丸くない』第259回

3月 22日 2024年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「アベノミクス」とも呼ばれた「異次元の金融緩和」に終止符が打たれた。

日銀は3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利を解除。長期金利の上昇を力づくで抑えていたイールドカーブコントロールを止める。先進国の中央銀行ではどこもやってない「株の買い支え(上場投資信託の買い取り)」も打ち切った。

日銀の植田和男総裁は記者会見で「これからは普通の金融政策を行ってゆく」と述べた。これまでは「普通ではない金融政策」だったということである。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(5)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第14回

3月 20日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆南米駐在

警視庁詰めを外れた後、遊軍を経て、1991年から96年まで、ブラジルのサンパウロを拠点にした南米特派員を務めた。南米には12の国とフランス領ギアナがあるが、私は5年間の駐在期間中、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナ以外はすべて取材で訪れた。

サンパウロは南米最大の都市で世界最大の日系人社会があり、日本食も比較的簡単に手に入る。ただ、リオデジャネイロと並んで治安が悪く、私たち家族は鉄格子に囲まれ、ガードマンが24時間張り付いている集合住宅に住んでいた。 記事全文>>

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閉じこもる大国?
中国 見たまま聞いたまま(その1)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第262回

3月 15日 2024年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

20年ぶりの中国訪問

このほど、約20年ぶりに中国を訪問した。日本の外務省には以前から「チャイナスクール」と呼ばれる中国語を研修言語とした中国専門の外交官がおり、主にこうした人たちが中国にある日本の大使館や総領事館などに赴任する。

世界各地でビジネスや外交を行うためには、その地に精通した専門家の育成が必要である。こうした観点で言えば、私はタイに来るまでは「アメリカンスクール」であろう。中国については全く勉強してこなかったし、中国に関する知識は皆無といってもよい。中国への出張経験はわずか2度だけである。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(4)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第13回

3月 13日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆サツ回りで鍛えられる

1987年に本社に異動し、1991年まで社会部に在籍した。社会部の4年間のうち3年間は桜田門にある警視庁での警察取材、いわゆる「サツ回り」で、記者として鍛えられた。

北海道、京都・大阪の2府、そして43の県の場合、警察組織を統括するのは「警察本部」でそのトップは「警察本部長」だが、東京都の場合、統括するのは「警視庁」で、トップは「警視総監」。サツ回りは社会部取材の原点ともいわれるが正直、もう二度とやりたくない過酷な経験だった。 記事全文>>

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なぜ、植物図鑑か
『みんなで機械学習』第35回

3月 12日 2024年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

◆制作ノート

英国の経済学者エルンスト・シューマッハー(1911~1977年)の「スモール イズ ビューティフル」における中間技術の提案を、「みんなで機械学習」として実現するため、「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」という拙稿を連載している。前回は、個体差に関連する組織論として、組織は組織でできていることを論じた。単なる細胞の集まりが組織ではないように、組織と個人の関係は、それぞれの「表現」を介して、立体的に理解することが望ましく、個体差を機械学習する要点となる。中小企業が表現する「場所」は、地域と業種の立体構造となる。「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」は途中の画像以降なので、制作ノートに相当する前半部分は、飛ばし読みしてください。逆に言うと、制作ノートは形式にこだわっていないので、まとまりがないけれども読みやすいかもしれません。 記事全文>>

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成果があった政倫審
見えた政治家の倫理観
『山田厚史の地球は丸くない』第258回

3月 08日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「政治倫理審査会」とは、読んで字の如(ごと)く、である。政治家の倫理感が丸わかりになる審査会だった。たいした期待はしていなかったが、いまの政治家は、この程度の人物なのか、ということがよく理解できた。自民党派閥を舞台にした裏ガネづくりは、いつ、どこで、だれが、どんな意図でなされたか、など肝心なことはさっぱりわからなかった。それはそうだろう。政倫審はウソついたら偽証罪になる国会喚問とは違う。疑いをかけられた政治家の「弁明の場」として設けられた。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(3)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第12回

3月 06日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆時事通信入社

1981年に大学を卒業し、時事通信に入社した。

日本の通信社は戦前、同盟通信という国策通信社1社だけだったが、戦後になって時事通信と共同通信の2社に分かれ、当初は、共同通信は新聞・テレビ向けに、時事通信は官公庁・金融機関向けにと、ニュースの配信先について一定のすみ分けがあった。しかしその後、そのすみ分けがなくなり競合するようになった。

通信社に締め切りはないが、新聞社には朝刊・夕刊の締め切り時間がある。東京都内の山手線の内側のエリアの場合、締め切り時間は朝刊は午前1時30分、夕刊は午後1時30分で、これ以降はどんな大ニュースがあっても、次の朝刊か夕刊まで入らない。例外的に号外を出すか、新聞各社で取り決めている降版協定時間を後ろにずらすしかない。 記事全文>>

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日米の過去の犯罪動向からみる今後の防犯
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第261回

3月 01日 2024年 社会

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコック銀行日系企業部には、新たに採用した行員向けに6か月の研修コースがある。この期間、銀行商品や貸し出しの基本などを宿題回答形式で、英語で講義を行う。この講義と並行して、日本人新入行員として分析力、企画力などを磨くため、レポートの提出を義務づけている。今回は、関根拓さんが作成した犯罪関連のレポートをご紹介したい。

私はこれまで、拙稿第176回「負の連鎖のなれの果て―日本の崩壊を恐れて」(2020年9月4日付)および第233回「『ハイパーインフレの悪夢』から学ぶ」(23年1月20日付)で経済と犯罪の関連性について言及してきた。関根さんは今回、犯罪そのものに焦点を当て、科学的にその発生要因などについて分析している。私たちの将来のあり方を考えるうえで極めて有意義な分析となっている。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(2)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第11回

2月 28日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆「あいさつの大切さ」思い知る

兵庫県の実家で暮らした18年間の生活で、現在の私の人生にもたらした出会いと学びをいくつか挙げると、まずは小学校の分校の時代に遡る。

分校に入学したのは私1人だったので、新聞やテレビで「独りぼっちの入学式」として紹介された。おそらくそれが、後年働くことになるマスコミとの初めての出合いだったと思う。当時2年生に4人いて、複式学級で、担任は地元の寺の住職のA先生だった。 記事全文>>

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