回る身体(その1)
『住まいのデータを回す』第6回

10月 27日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

健康な日常生活では、身体(からだ)が動くことにあまり疑問を持たないだろう。それでも健康のために運動をすることもあるかもしれないし、スポーツで運動能力を競うことがあるかもしれない。年をとると関節が痛くなり動きたくなくなるかもしれない。物理学ではニュートン力学の運動が出発点になる。しかし、点の直線的な運動や、砲弾の放物線的な運動は、身体の運動とは全く異なる「運動」であって、私たちは身体の運動を数学的な意味でほとんど理解できていないという反省から始めたい。
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住まいの多様体(その5)
『住まいのデータを回す』第5回

10月 11日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

慢性疾患の予防もしくは治療に「気長に」取り組むために、身近な生活から見直すこと、できれば根本的に見直すことを考えてみたい。
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住まいの多様体(その4)
『住まいのデータを回す』第4回

9月 19日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

数学の話題は日常的ではなく、難しいだけで役に立たないと思われるかもしれない。前回「住まいの多様体(その3)」で、「複素数の実在性」の話をした。筆者の物理的直観を素直に述べたものだが、多くの人は言語を信じることはあっても、数字は信じないだろう。数字は道端の石ころのようなもので、そこに在って躓(つまず)かないようにしても、信じる対象ではないからだ。しかし、複素数の実在性を信じると、世界が違って見えてくることを、つたない言葉で伝えたい。
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住まいの多様体(その3)
『住まいのデータを回す』第3回

8月 31日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

「データを回す」のは難しい。前回「住まいの多様体(その2)」の話題のように、ドアの出入りのデータを、2値化された波動とみなすと回転し始める。しかし積極的に「回して」いるとは言い難い。出入りは二つの状態を持っているけれども、一つの変数でしかない。二つ以上の変数の関係について「回転」を見いだすことで、1変数であっても回るコマの運動に一般化する方針で、多少遠回りをしてみよう。
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住まいの多様体(その2)
『住まいのデータを回す』第2回

8月 15日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

「住まい」にこだわって、本連載のスタート地点としてみた。『延長された表現型―自然淘汰の単位としての遺伝子』(リチャード・ドーキンス、紀伊国屋書店、1987年)でも示唆されているように、生物の表現型は個体を超えて身の回りの環境を住みやすいように変えてしまうことがある。すなわち生物のニッチ構築が慢性疾患の治療に役立つという仮説から出発しよう。逆にとらえると、とても住みにくい環境自体が、慢性疾患のリスクファクターとなっているともいえる。先進諸国では長寿化が進んでいるので、産業革命以前と比較して「住みにくく」なっているはずはないのに、生活実感とは大きく異なる。
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住まいの多様体(その1)
『住まいのデータを回す』第1回

8月 01日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

加齢とともに発症リスクが高まる疾患、例えば心血管系リスク、糖尿病、肺機能障害、がん、認知症の自明なリスクファクターは年齢だけれども、このリスクファクターは予防できない。しかし、臓器ごとに考えると、特定の臓器の加齢が病的に進行しているときに、その臓器に関連した疾患のリスクが高まっているともいえる。小児の慢性疾患、例えば夜尿症やてんかんは、その症状を薬剤などで抑えていると、加齢とともに完治してしまう場合がある。高齢者の慢性疾患では完治は期待できないけれども、発症しなければ問題ないし、早期発見して進行を遅らせることができれば、加齢とともに自然死することで問題が無くなる。
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