Archive for: 11月 17th, 2025

妻の一族に「家族のあり方」を考える
シドニーを歩く(その3)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第23回

11月 17日 2025年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞記者。「ニュース屋台村」編集長。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は5年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆義母没後の一族の「新しい章」

妻は10人きょうだい(男5人、女5人)の長女で、妹たち4人はみんなシドニーに住んでいる。4人は独立し個別の生活を営んでいて、それぞれがLINEやMessengerの通話機能を使ってほぼ毎日、だれかが日本に住む妻に連絡してくる。込み入った話になると妻は別室に移るのでその内容は知らないが、「女3人寄ればかしましい」というから、おしゃべりでにぎやかになる時もあるし、姉妹同士のもめごとの相談や鬱憤(うっぷん)晴らしもあるだろう。

私たちがシドニー滞在中の昨年5月、自宅療養中の義母の体調が急変し、病院に救急搬送され、その2日後に亡くなった。私たちは当初の帰国予定を1か月延長して義母の葬儀から納骨まで一連の弔事(とむらいごと)に立ちあった。 記事全文>>

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