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次なる進出有望国インドの攻略法(1)
国土の概要と経済の全体像
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第317回

5月 08日 2026年 国際, 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

日本は高度成長を成し遂げた1980年代ごろから、企業の海外進出を活発化し始めてきた。第2次世界大戦からの復興を力強く成し遂げてきた日本企業は、さらなる販売先を求めてまずは米国に。さらに安価な労働力を求めて台湾、メキシコ、東南アジアと次々に生産拠点を拡充してきた、また、92年に中国の最高権力者であった鄧小平による「南巡講話」によって経済開放政策にかじを切った中国に対しては、販売・製造の一挙両得を狙って進出を果たした。
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トランプが世界を壊す?
そして巻き込まれる日本
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第316回

4月 24日 2026年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

最近のドナルド・トランプ米国大統領の狂気は、私の想像をはるかに超えている。今年初めのベネズエラ強襲作戦によるマドゥロ大統領拘束。独立国の大統領を公然と米国に連れ出したのである。これには度肝を抜かれた。これまで先人たちが地道に作り上げてきた「国際法」による世界の秩序体系が揺らいだことを感じた。

しかし歴史を振り返れば、私たちはこうした事件を何度か経験している。米国のブッシュ大統領によるイラク侵攻(イラク戦争)や、ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵略などは大国による力の横暴を感じさせる事件であった。

だが今回のイラン攻撃は、私たち日本人の目から見れば「度が過ぎている」行為である。米国はイランとの間で核開発の中止などを巡って外交交渉を行っていた。その交渉の最中(さなか)の2月28日、最高指導者ハメネイ師を含めたイランの政権中枢の高官ら40人余りを爆撃によって殺害した。「だまし討ち」である。イランに対する宣戦布告もせず、米国議会の承認も得ていない。この世界から「法も秩序も消滅」した瞬間であった。 記事全文>>

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格差社会を助長した世界の金融資産の実態(下)
日本と英国の金融資産動向/全体のまとめ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第315回

4月 10日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

3.3 日本

12 日本の主要種類別金融資産推移(実績値:兆$、金融資産全体に占める割合:%)

出典:IMF、World Bank Data、OECDより筆者作成 記事全文>>

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格差社会を助長した世界の金融資産の実態(中)
米国と中国の金融資産動向
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第314回

3月 27日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

第3章 各国における金融資産動向
3.1 米国

表7 米国の主要種類別金融資産推移 (実績値:兆$、金融資産全体に占める割合:%)

出典:IMF、World Bank Data、OECDより筆者作成
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格差社会を助長した世界の金融資産の実態(上)
主要4か国の金融資産と実体経済
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第313回

3月 13日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

私たちがふだん手にしている「お金」。このお金は貯蓄や投資をすることにより金融資産へと変貌(へんぼう)する。そもそも商品交換の手段として登場した「貨幣」は、当初はコメや塩など「物品貨幣」であった。しかしコメや塩では保存性や広域での流通性に限界がある。このため「物品貨幣」は金・銀などの希少性の高い「金属貨幣」を経て「紙幣貨幣」に変遷。現在ではビットコインなど「デジタル貨幣」まで登場している。

この貨幣の変遷と文明の発展により、人間は貨幣を通じて「貯蓄」行動を活発化させ、現在では膨大な金融資産が生まれている。ところが、この金融資産が世界でどのように分布しているのか?――その実情に迫ったレポートは少ない。なぜならば、世界の金融資産を包括した統計がないからである。しかし国内総生産(GDP)の数値を見れば、世界の国富は先進国に偏在していることは容易に想像できる。 記事全文>>

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世界主要国の住宅市場考察(下)
ドイツ、ブラジル、日本の住宅動向と全体のまとめ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第312回

2月 27日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

前回第311回の米国および中国の住宅動向に続いて、今回はドイツ、ブラジル、日本の3カ国の住宅動向と、上下2本の論考をまとめた。
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世界主要国の住宅市場考察(上)
主要5カ国の住宅市場の概観と米中の住宅動向
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第311回

2月 13日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

住宅建設は世界各国において重要な経済活性化施策である。このため各国政府は住宅政策に力を注ぐ。しかし住宅振興は「もろ刃の刃(やいば)」でもある。行き過ぎた住宅供給はバブル経済を生み、バブル崩壊とともに長期の経済停滞を生み出す。1980年代後半の米国、90年代初頭の日本などとその例は枚挙にいとまがない。現在騒がれている中国の不動産不況も多分この「行き過ぎた住宅投資」のつけが回っているのであろう。日本でも東京都心部の住宅価格が近年急上昇している。バブル崩壊の再来はないのだろうか? 欲に目がくらんだ人間は住宅市場に群がり「バブルの申し子」となる。

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自動運転に必要なセンサー技術についての考察(下)
中国の自動運転市場
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第310回

1月 30日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住28年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

前回第309回に続き、山形銀行からバンコック銀行日系企業部に出向している森谷有樹さんがまとめた「自動運転に必要なセンサー技術についての考察」の後編である。政府が強力に自動運転技術の実用化を後押ししている中国などについて詳報する。
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自動運転に必要なセンサー技術についての考察(上) 自動運転車搭載センサー
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第309回

1月 16日 2026年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住28年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

私は2025年2月に中国、8月に米国に出張して、両国の自動車事情を視察してきた。驚いたことに、米中両国においては自動運転車が一般道を走り、標準車になろうとしている。場所が限定されてはいるが、無人タクシーが配車アプリを使って普通に乗れる。一般の人が購入する乗用車にも自動運転機能が搭載されている。「人間の目にあたるセンサー」と「脳にあたる人工知能」の進歩が止まらない。かくも、世界の科学技術は急速に進歩しているのである。日本もうかうかしていられない。

今回は山形銀行からバンコック銀行日系企業部に出向している森谷有樹さんがまとめたレポートを上下2回に分けて紹介する。自動運転に必要なセンサー技術について詳細な分析がなされている。日本企業による先進的なセンサーの開発が待たれるところである。
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不安の正体
2025年の年の瀬を迎えて
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第308回

12月 26日 2025年 社会

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

2025年もいよいよ年の瀬。年末になると人々は1年を振り返る。私とて例外ではない。「この1年何をしてきたのだろうか?……」と。そして「大したことをやってこなかった」という反省と、年の終わりを迎える寂寥感(せきりょうかん)にさいなまれるのである。

私は今年で72歳。若いころは「年を取る」ということの意味がわからなかった。いつまでたっても「自分は自分の生き方をしていく」という根拠のない自信があった。しかし自分の死が見えてくるこの年齢になると、やはり「死に対する恐怖心」が湧き上がってくる。中学時代にキリスト教を喜捨し、哲学を専攻した私は若いころから「自分の生存意義」や「世界のあり方」など観念的な議論を繰り返してきた。しかし何もわからないまま年齢を重ね、死が実在のものとして近づいてくると、曰(いわ)く言い難い恐怖心に襲われる。

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