意識は切断する道具
『WHAT^』第37回

4月 28日 2021年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o 株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

「マーク・マンダース - マーク・マンダースの不在」
東京都現代美術館、2021年4月

東京都現代美術館は、2021年4月25日から東京都の緊急事態措置として休館となった。筆者がその前々日に入館した時、企画展のタイトルにふさわしく、閑散としていた。オランダ生まれ(1968年)、ベルギー在住のマーク・マンダースの作品にとって、鑑賞者の存在は不必要であっても、自分自身と鑑賞者の意識が無いと、作品として成立しないと思われる。マーク・マンダースの作品は、建築物や身体などの3次元的な存在を、意識で切断する。

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