古川弘介(ふるかわ・こうすけ)
海外勤務が長く、日本を外から眺めることが多かった。帰国後、日本の社会をより深く知りたいと思い読書会を続けている。最近常勤の仕事から離れ、オープン・カレッジに通い始めた。
◆はじめに
前稿では、米国の文化人類学者デヴィッド・グレーバー(1961〜2020年)の『負債論――貨幣と暴力の5000年』(以下「本書」)における、貨幣の本質は「信用(負債)」であるという仮説について検討した。グレーバーは――貨幣は計算単位として生まれ、人間の債権・債務関係を記録した――ことを歴史的・実証的に示している。
本稿では、この「貨幣は信用」という見解を経済学の視点から考える。 記事全文>>











