山口行治(やまぐち・ゆきはる)
株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した個体差の機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を、栃木県那須町で模索中。元PGRD (Pfizer Global R&D) Clinical Technologies, Director。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。趣味は農作業。
2 データの料理法
言葉は、人類にとって、おそらく最大で最高の社会共有財産だ。データは、その言葉を乗り越えて、人類の近未来を切り開いてゆくための、知的生産手段であって、人類絶滅を回避する、最後の希望だと考えている。
以前連載したデータ論「スモール・ランダムパターンズ・アー・ビューティフル」では、データを技術との関連で議論した。機械学習技術における、データサイエンスの発展という、安易な希望があった。現在は、『スモール・イズ・ビューティフル』(エルンスト・F・シューマッハー、講談社学術文庫-730、原著1973年)に近い立場で、巨大で独占されたAI(人工知能)ビジネスが、人類社会の未来を破滅に導くと、以前より悲観的に考えるようになった。
言葉(はっぱ)よりも根っこで人びとの生活を支えているのは、食事であり料理法だ。「おいしいデータの家庭料理」に、最後の希望をつないでいる。 記事全文>>












