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知的障がい者の演技とリアルを受け止める
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第116回

9月 12日 2017年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般社団法人日本不動産仲裁機構上席研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。

◆独特の映像体験

知的障がい者を主人公の「俳優」として「はたらく」ことを考える映画作品「はたらく」(齋藤一男監督、ロゴスフィルム製作)が完成し、今年末からの一般公開に向け準備が進んでいる。自閉症の主人公、しょうへい(長田翔平さん)さんと齋藤監督との交流とともに制作現場の苦悩と仲間たちの奮闘を描いたドキュメンタリー的要素も盛り込んだ作品は、障がい者の「はたらく」だけではなく、私たちと知的障がい者との関わり方を考えさせられる野心的な作品だ。
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日本の常識は世界の非常識?
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第102回

9月 08日 2017年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住19年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

2003年に約2兆円の公的資金を受け入れ、実質国有化されたりそな銀行に全く異分野であるJR東日本から実質単身で乗り込み、同行の再建にらつ腕をふるわれた名経営者に、故細谷英二(ほそや・えいじ)元会長 (以下細谷会長)がおられる。現在のりそな銀行は日本国内において三菱UFJ銀行など3メガバンクに続き資産規模第4位、かつリテール業務でナンバー1の評価を得る銀行として輝かしく復活した。この輝かしい復活に当たっては、細谷会長のみならず、岩田一男・上條正仁前社長や東(ひがし)和浩現社長など多くの方々の御努力によってなされたことには疑いがない。しかし、03年に細谷会長がりそな銀行に乗りこんだ時は、同行は旧態依然とした銀行であったことだろうと想像に難くない。そんな状況の中で、細谷会長が吐いた名ゼリフに「りそなの常識は世間の非常識である」という言葉がある。細谷会長は繰り返しこの言葉を発信し従業員を鼓舞しながら、りそな銀行を「銀行業」から「サービス業」に転換させようとした。
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会社組織で不可欠な社員の「職務記述書」
『実録!トラブルシューティング』第45回

9月 06日 2017年 経済

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東洋ビジネスサービス

1977年よりタイを拠点として、日本の政府機関の後方支援に携わる。現在は民間企業への支援も展開、日本とタイの懸け橋として両国の発展に貢献することを使命としている。

今回は、タイ人の仕事への取り組み方について、日本的な考え方との違いから生じたトラブルについてご紹介します。弊社で新規採用を考え、面接を繰り返していた時の話です。とても良い候補者Tさんがいたので、すぐに人材紹介会社にOKの返事を出しました。しかし、弊社が評価する人材は他社からも評価が高かったのでしょう、Tさんは他の会社に就職してしまいました。残念ながら、引き続き面接を繰り返しておりました。
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相模原事件から考え、学び、語らうことを続けたい
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第115回

9月 05日 2017年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般社団法人日本不動産仲裁機構上席研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。

◆福祉の中から出ないまま

神奈川県相模原市の障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が元職員に殺害された昨夏の事件から、1年が過ぎた。私がこの事件を知り、考え、そして少しばかりの発信の中で、何かが変わったかと言えば、答えは少し絶望的だ。何かは少しずつ変わったかもしれない。しかし、問題はまだ「福祉」の世界の中の話で、やはりそれが一般の社会イシューではない。
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北朝鮮を「正しく恐れる」には
『山田厚史の地球は丸くない』第101回

8月 31日 2017年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「武力攻撃が迫り、又は現に武力攻撃が発生したと認められる地域に当該市町村が含まれる場合には、原則としてサイレンを使用して注意喚起が図られることとなっています」

内閣官房が設けたホームページに、そう書かれていた。「サイレン音の再生」という表記がある。クリックしてみた。

突然、ジェットエンジンの唸(うな)りみたいな鈍い金属音。音程は次第に上がり、やがて尻すぼみになり14秒間つづいた。
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住まいの多様体(その3)
『住まいのデータを回す』第3回

8月 31日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

「データを回す」のは難しい。前回「住まいの多様体(その2)」の話題のように、ドアの出入りのデータを、2値化された波動とみなすと回転し始める。しかし積極的に「回して」いるとは言い難い。出入りは二つの状態を持っているけれども、一つの変数でしかない。二つ以上の変数の関係について「回転」を見いだすことで、1変数であっても回るコマの運動に一般化する方針で、多少遠回りをしてみよう。
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新学期を前に無理をしないでほしいから
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第114回 

8月 29日 2017年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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コミュニケーション基礎研究会代表。就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括。ケアメディア推進プロジェクト代表。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般社団法人日本不動産仲裁機構上席研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。

◆お便りでつながる

私が勤める就労移行支援事業所シャローム所沢ならびにシャローム和光では、関係機関やお世話になっている方への毎月のお便りとして、「シャロームだより」なる手作りのチラシを郵送や手渡しでお届けしている。統括責任者の私は毎回、冒頭のメッセージを書いているのだが、不安を持つ方々が少しでもその苦しさが緩和できないか、そして私たちとつながれないか、との思いを伝え、思いのほか、メッセージがシンプルで、やさしい気持ちになれる、などの反響をいただいている。
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香港見聞録
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第101回

8月 25日 2017年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住19年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

10年ぶりに香港に行ってきた。今回は妻と一緒にタイ人のパック旅行に参加したため、新しい発見の多い旅行となった。香港には過去5回ほど行ったことがあるが、毎度のことながらいずれも仕事であり、香港の観光地を巡るのは今回が初めてである。
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北朝鮮を笑えるか? 日朝平壌宣言に戻れ
『山田厚史の地球は丸くない』第100回

8月 18日 2017年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

北朝鮮を巡るニュースがメディアを賑(にぎ)わしている。核を搭載できるミサイル「火星12」を米軍基地のあるグアム島近くの海域に打ち込むという。発射準備を整え金正恩朝鮮労働党委員長は「米国が先に正しい選択をして行動で見せなければならない」と、米韓合同の演習の中止を求めた。
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住まいの多様体(その2)
『住まいのデータを回す』第2回

8月 15日 2017年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

「住まい」にこだわって、本連載のスタート地点としてみた。『延長された表現型―自然淘汰の単位としての遺伝子』(リチャード・ドーキンス、紀伊国屋書店、1987年)でも示唆されているように、生物の表現型は個体を超えて身の回りの環境を住みやすいように変えてしまうことがある。すなわち生物のニッチ構築が慢性疾患の治療に役立つという仮説から出発しよう。逆にとらえると、とても住みにくい環境自体が、慢性疾患のリスクファクターとなっているともいえる。先進諸国では長寿化が進んでいるので、産業革命以前と比較して「住みにくく」なっているはずはないのに、生活実感とは大きく異なる。
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