記者M
新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間100冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は食べ歩きウオーキング。
人は死ぬまでに、いったい何冊の本を読めるだろうか。単純に計算してみよう。人生を100年とし、誕生から死没の瞬間まで識字年齢を無視して年間読書量を100冊と仮定すると、計1万冊になる。しかし、一生のうちに読める本は現実的には、せいぜい5000冊がいいとこだろう。
出版科学研究所のデータによると、2011年の新刊発行点数は7万5810点に上る。新刊発行点数は00年以降、7万台を維持しており当面、この数字に大きな変化はないとみられる。このデータで勘案すると、人が一生かかって読める本は、1年間の新刊発行点数の7%前後にしか満たないことになる。
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