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ミニマルアートの味わい
『WHAT^』第3回

2月 05日 2018年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

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米ニューヨークの国連広場に設置されたリチャード・セラ(1938~)の鉄の壁「傾いた弧」が撤去されて久しい。もしチョコレートの壁であれば、子供達が食べてしまったかもしれない。一見単純な形態であっても、非日常性を際立たせる、作品としての味わいは奥深いものがあった。
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福祉ではなく、「教育」をやる覚悟について
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第124回

2月 02日 2018年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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一般財団法人福祉教育支援協会専務理事・上席研究員(就労移行支援事業所シャロームネットワーク統括・ケアメディア推進プロジェクト代表)。コミュニケーション基礎研究会代表。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般社団法人日本不動産仲裁機構上席研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長など経て現職。

◆人格をかけた取り組み

2018年が幕を開けたと同時に走り続けている。同時に目の前に迫っているやるべきことが頭をかけめぐる。新年早々から取り掛かり始めているが、今年は特に「チャレンジなる心」を伴っていないとやり切れそうにない。他者の力も必要だ。やろうとしていることが、新しいのが、その理由である。そのやるべき課題は自分の身の丈に合っていることなのか、という自問も最近では慎重に繰り返すことにしている。
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正しく理解しよう!中国経済の実力(その1)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第112回

2月 02日 2018年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住19年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

2010年に日本を追い抜き世界第2位の経済大国となった中国。すでに日本の3倍の経済力を保持しているが、その実態はよく見えていない。日本の報道を見ると中国経済の危機をあおる記事にあふれており、中国に追い抜かれた日本の焦りや悔しさが透けて見える。中国経済のデータを客観的に見ることにより、中国経済の本当の実力を読み解いてみたい。次回と2回に分けて考察する。(注:本文中のグラフ・図版は、その該当するところを一度クリックすると「image」画面が出ますので、さらにそれをもう一度クリックすると、大きく鮮明なものをみることができます)
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家電業界の次の成長エンジンになりうるか―急拡大する食洗機市場
『中国のものづくり事情』第12回

1月 31日 2018年 経済

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Factory Network Asia Group

タイと中国を中心に日系・ローカル製造業向けのビジネスマッチングサービスを提供。タイと中国でものづくり商談会の開催や製造業向けフリーペーパー「FNAマガジン」を発行している。

中国での家電の需要が一服するなか、食器洗い乾燥機(食洗機)の販売台数が急速に伸びている。中商産業研究院によると、2016年の中国における食洗機の販売額は、前年比104.8%増の19億千万元(約336億6千万円)だった。17年は8月時点で24億2千万元(約411億4千万円)に達し、すでに前年の販売実績を上回っている。同研究院は、17年通年の販売台数は109万7千台に達し、販売額は47億6千万元(809億2千万円)を実現すると予測する。前年比140%増という驚異的な成長率だ。(注:本文中のグラフ・図版や写真は、その該当するところを一度クリックすると「image」画面が出ますので、さらにそれをもう一度クリックすると、大きく鮮明なものをみることができます)
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魔女狩り裁判と非価格競争
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第32回

1月 30日 2018年 文化

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SurroundedByDike(サラウンディッド・バイ・ダイク)

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

今回は、英誌エコノミスト1月21日号に掲載された「キリスト教と魔女狩り」について述べた英文記事を紹介します。私はかつて米国で暮らしていた際、東部マサチューセッツ州の魔女伝説の有名な町セーラムを訪れたこともあり、興味を引かれました。言われてみれば、イスラム教の原理主義者などを絡め、宗派間の熾烈(しれつ)な争いがテロリストたちを大きく支配してきた事実もあり、現在にも通じる見逃せない内容です。
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「9条」だけでない憲法の空洞化 国会審議は「出がらしの茶」か
『山田厚史の地球は丸くない』第109回

1月 27日 2018年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

2018年度予算や、働き方改革、カジノ開業など審議する国会が22日から始まった。冒頭の与野党折衝で野党の質問時間がまた短くなった。野党8・与党2だった時間配分を7対3にするという。自民党が「5対5」にと迫り、押し問答の結果この配分に収まった。
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企業と責任ある機関投資家に求められるもの
『国際派会計士の独り言』第24回

1月 25日 2018年 経済

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内村 治(うちむら・おさむ)

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オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在は中国・深圳の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

世界的な金融緩和による資金のだぶつきの中で、米国や日本含め株式市場は活況を呈しています。このまま米国や日本の企業の株価は上昇していくのか、筆者含め大変興味深いところです。日本の株価(株価指数)は1990年と比較して2016年で0.7倍、バブルが弾けて以降低迷していたのに比べて諸外国では例えば米国やドイツは7倍、香港も7倍、中国に至っては24倍と素晴らしい上昇を見ています。日本の株価は2017年にバブル期以降の最高値よりも上がり過熱感はぬぐえないですが、国際比較で考えればまだ上昇の余地はあるのかも知れません。
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賄賂の相場
『アセアン複眼』第16回

1月 22日 2018年 国際

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佐藤剛己(さとう・つよき)

『アセアン複眼』
企業買収や提携時の相手先デュー・デリジェンス、深掘りのビジネス情報、政治リスク分析などを提供するHummingbird Advisories CEO。シンガポールと東京を拠点に日本、アセアン、オセアニアをカバーする。新聞記者9年、米調査系コンサルティング会社で11年働いた後、起業。グローバルの同業者50か国400社・個人が会員の米国Intellenet日本代表、公認不正検査士、京都商工会議所専門アドバイザー。自社ニュースブログ(asiarisk.net)に、一部匿名ライターを含めた東南アジアのニュースを掲載中。

東南アジア地場の大手エンジニアリング企業が、海外直接投資(FDI)で自社を売り込もうと東南アジアのA国を訪れた2011年ごろ。その国のトップから「ここで事業をやりたければ10%(のコミッション)が条件だ」と、面会の席で直々に賄賂要求があったそうだ。この会社の役員が話してくれた。
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「文章を書く」ということ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第111回

1月 19日 2018年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住19年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

のっけからいきなり愚痴で申し訳ないが、私にとってこの「ニュース屋台村」の記事を書くことは正直「プレッシャー」であり、大変な「苦痛」である。「ニュース屋台村の発起人の一人である」という使命感から、2013年7月17日の創刊号以来110回以上にわたり記事を投稿し続けてきたが、毎回、毎回生みの苦しみを繰り返している。執筆陣の中には、山田厚史さん、引地達也さん、佐藤剛己さんなど新聞記者としてのご経験を積まれた方が多くいる。こうした方々の記事を読んでいると、その着眼点の良さと情報の引き出しの多さにいつも畏敬(いけい)の念を持つ。それに比べて私の文章は銀行屋の企画書である。しかしながら私にはこのやり方しか出来ない。不器用な自分の性格を恨むしかない。
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日常生活のデータは私とあなたと世界を変える、進化論的にまたは運命論的に
『住まいのデータを回す』第9回

1月 16日 2018年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

本稿『住まいのデータを回す』シリーズは第5回で示した通り、全体構想は以下のようにスタートした――ある意味とても恐ろしいデータ化された生活者である私たちは、逆に、データ化された生活を前向きに生きることで、「データ」の力を借りて、慢性疾患の予防もしくは治療に「気長に」取り組む方策を考えるのが本稿の出発点であった――。未来への方向性として、人とコンピュータの共存・共生をそれぞれの「独立性」が増大する方向でとらえていた。しかし、結論は見えていないので、このような記事が何の役に立つのか大いに疑わしく感じられるだろう。筆者としては「気長に」取り組むとしても、やはり具体的に役立つ記事でありたい。
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