山田厚史(やまだ・あつし)
ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。
日本最西端の島・与那国島(よなぐにじま)が静かに変わろうとしている。
この10年余、急速に軍事要塞(ようさい)化が進んでいた。8月24日に行われた町長選挙で「平和な島に」と主張する上地常夫(うえち・つねお)氏が当選した。
上地常夫(61)無所属新 557票▽糸数健一(72)無所属現 506票▽田里千代基(67)無所属新 136票
上地氏は、本島の高校を卒業後、島に戻り、役場に勤務し、22年から町議会議員を務めていた。自衛隊の駐屯には反対しないが、自衛隊の島にはしたくない、と訴え、僅差(きんさ)で現職を破った。 記事全文>>