п»ї 時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題 | ニュース屋台村
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繰り返されても教訓にならない銃による惨劇
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第22回

7月 08日 2016年 文化

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SurroundedByDike(サラウンディッド・バイ・ダイク)

フチ
 勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

◆銃規制を阻む厚い壁

米国の銃規制に絡んで前回(第21回)に引き続き、New York Times、 Opinion Pagesの記事(6月16日付)を紹介したい。記事の全訳は以下の通りである。

「アメリカには簡単に手に入る銃器がめっちゃあふれている。なのに、君は何をためらっているのだ」。(国際的テロ支援組織である)アルカイダのあるスポークスマンは2011年の志願者募集ビデオに登場してこう述べた。
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米国の信じられない銃器流通の現実
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第21回

6月 24日 2016年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

今回は、2016年6月14日付の米インターネット新聞ハフィントンポスト(米国版)の政治面の記事を紹介する。ウェブ上なので動画との組み合わせで読ませる内容で、見る側としてはテレビと新聞の両方を見る読む感覚である。

見出しは「オーランドで、わずか38分でAR-15を購入できた」。そして小見出しは「国家的規模の悲劇が起きたあとなのに殺人機械を買うことがあまりに簡単すぎる」である。まずは全訳を掲げる。
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進化論上でセックスが果たす貢献
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第20回

3月 18日 2016年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

今回は、エコノミスト2016年2月27号のサイエンス・テクノロジー欄に掲載された「Sexual reproduction― Plucking rubies from the rubbish」(性交による生殖―ごみからルビーを選別する)と題する記事を紹介したい。前文(リード)は「セックスはただ(男女の)情緒が織りなす不可解なもの、とだけ決めつけられない」(Sex is not just an emotional mystery. Its very existence poses a deep question)。テーマとしての分類上は下ネタになるが、世界の科学者たちはこういうことを研究しているのかと興味をひかれた。

「ニュース屋台村」2014年8月1日号の拙稿「クリスマスに処女降誕か? コモドドラゴン」でも、英国の動物園でコモドオオトカゲの無受精卵が子どもをふ化していた内容の記事に触れて、自然界が種の保存のために準備している驚異の仕組みを紹介した。今回のエコノミストの記事は同様に、種の保存の観点から、無性生殖が可能である一方、なぜ有性生殖が行われるのかをテーマに取り上げている。以下は要約である。
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成長がすべてではない
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第19回

3月 04日 2016年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

わが国の経済が昔日の勢いをなくしてから久しい。今回は偶然目にした米誌フォーリン・アフェアーズの日本経済へのコメントを紹介したい。同誌3月/4月号電子版に掲載された、ザッカリー・カラベル(Zachary Karabell)氏の「不景気に馴染むこと 成長がすべてではない―日本に聞いてみるといい」と題された一文である。

一言でいえば、デフレはモノの価格を引き下げるので暮らし向きには悪くないはず、というのが要旨であり、経済の停滞、格差拡大、巨額な国家債務などの事実がありながら、日本の社会は何も影響を受けず実に平穏ではないか、というものだ。
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社会現象化したノルウェーの幽霊退治
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第18回

11月 06日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

私はこれまでの旅行を通じて北欧を怜悧(れいり)で合理的で剛直なイメージでとらえていた。実際オスロ、ヘルシンキなどを歩いても猥雑(わいざつ)さ、不潔さを感じさせる場所がない。無菌化されたまじめさが印象に残る。そんな地域に起きている似つかわしくない社会現象を伝えるこの米紙ニューヨークタイムズの記事に目を引かれたのである。

アメリカがシェールガス発掘によって中東依存脱却の方向にあることと併せ、他国で自国の若者を戦死させることを厭(いと)い、世界の警察としての役割放棄への転換を見せている。
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アスリートの進化の背後にあるもの
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第17回

9月 11日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

今回は、アスリートの進化に焦点をあてた記事を紹介したい。近代スポーツの多くを生み出した英国のメディアならではの記事である。

話を分かりやすくするためとはいえ、野球のピッチャーの打撃をずぶの素人と見なすあたりの無理さ加減は別としても、なかなか興味深い内容である。また、同時掲載のゴルフに絞った同じ趣旨の記事では、これまた話の勢いで12歳の子供でも今のゴルフボール、今のクラブを使えば200ヤード飛ばすことができると述べる箇所では、絶対にそれだけ飛ばせない自分としては密かに傷ついている。
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当事者の発言を実直に報じた記事から読み取れるもの
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第16回

7月 24日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

6月の終わりにラオスの首都ビエンチャンを訪れた。この時期は雨期に当たるが予想に反して、外気温度を下げる激しい雷雨があまりなく連日40度近い厳しい暑さに耐えねばならなかった。ビエンチャンで見るべき観光スポットもあらかた見終わっており、孫にかまってもらう以外にはビールを飲むくらいしかなく、10日間ほど運動もせず、ラオスブランドのビール「ビアラオ」を流し込み、ひたすら尿酸値を上げる自堕落な日々を送った。

ビエンチャン市内の通りを歩く外国人は中国、韓国からのビジネスマンを除けば、若いバックパッカーとなんらかの国際機関に勤務する人々と聞く。国際機関とは各種援助機関であり、この国に施す仕事をしている人たちがかなりの数にのぼっているようだ。
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時代に合わない法は変えねばならない
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第15回

6月 12日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

日本人の美徳であるルールをよく守ることは誇るべきことだ。しかし、時として規則に従うことそのものが立派なことで、コンプアライアンスを過大に尊ぶ風潮が企業社会にないとはいえないと感ずる時がある。特に金融の世界では、当局の権力は絶大なので余計にそうだ。

ところが、ビジネスの世界全般でのルールは往々にして既存の市場参加者の利益擁護になりがちで、規制が市場の求めるサービス、商品供給を妨げる恐れもある。特に最近の電子技術を活用する新種サービスにおいては在来の業種を想定した業務規制では対応しきれず、本当の需要者ニーズに応えていくのに障害になることもある。
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集団殺害か、100年後の論争
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第14回

5月 15日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

欧米の英字紙で扱われる主要な時事題材は、グローバルでユビキタス(偏在)な時代を反映し、邦字紙でも大概記事にされているのが昨今である。しかし、4月20日ごろに欧米紙で目にした、1915年のアルメニア人ジェノサイド(集団殺害、この言葉はトルコにとってトラウマであるが)をめぐる記事は、筆者にとって邦字紙ではあまり見かけず気になった。

被害者側のアルメニア人と欧米諸国が4月24日をその追悼日とする大量殺人は100年前に起きている。欧米紙の扱いは、いまのトルコがその流れをくむオスマントルコによるジェノサイドと断定しているのが一般的である。趣味の悪い探索だが、それら欧米紙よりも加害者とされているトルコのメディアがどんな報じ方をしているかに興味を持った。
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国際河川メコン川はだれのものか
『時事英語―ご存知でしたか?世界ではこんなことが話題』第13回

4月 10日 2015年 文化

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勤務、研修を含め米英滞在17年におよぶ帰国子女ならぬ帰国団塊ど真ん中。銀行定年退職後、外資系法務、広報を経て現在証券会社で英文広報、社員の英語研修を手伝う。休日はせめて足腰だけはと、ジム通いと丹沢、奥多摩の低山登山を心掛ける。

中部地方のとある輪中(わじゅう)に生を受けたものとして、私はどんな川でも目に入ると、それが豪雨の際に突然豹変(ひょうへん)し、たけり狂う姿を想像するトラウマがある。普段、水量貧弱な川に対しては余計にそうである。それはまるで怒り狂う竜を想起させる。濁流が流木を伴いながら川の中央を盛り上がって流れるさまは、50数年を経たいまも忘れることができない。

実は1959年(昭和34年)、私は11歳の時に8月の盆前の集中豪雨、そして9月の伊勢湾台風と、同じ年に2回も水害に遭っている。輪中の地形特性からいったん堤防が決壊すると、川の水面と同じになるまで浸水する。そしてこちらの堤防が決壊すると反対側に住む人々は安堵する。「天国と地獄」の再現である。
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