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Archive for: 2月, 2014

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育て! 海外に通用する人材
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第16回

2月 28日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

最近、在タイ日系企業のお客様まわりをしていると、「海外赴任を希望する若い人材がいない」「後継者がいないため、自分の赴任期間が延びている」などの悩みをよくお聞きする。

中小企業だけの話ではない。自動車の大手一次サプライヤー会社でもこうしたことをお聞きする。どういうことなのかと更につっこんで聞いてみると、若い人に海外赴任の内示を出すと、会社宛てにすぐに「退職願」を出すという。海外赴任だけでなく、国内の転居を伴う転勤に対してもこうした事例はあると聞く。
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改善は「巧遅拙速」で
『ものづくり一徹本舗』第11回

2月 28日 2014年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

「巧遅拙速(こうちせっそく)に如(し)かず」ということわざを皆さんはご存知であろうか? 中国の古典で、兵法で有名な「孫子」を出典としており、「上手であるが遅いよりも、下手でも早いほうが良い」という意味である。命を賭けた戦場では、熟考をしている間に敵に攻められる危険が高く、とにかく早く先手を打っていけということであろう。

私は、この「巧遅拙速」という考え方を今から40年ほど前、大野耐一会長(元トヨタ自動車副社長)から徹底して教え込まれたのである。
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ジャズ喫茶復活、「祈り」という詩
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第4回

2月 28日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

前回に引き続き、全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の放送内容をお届けする。

今回は岩手県陸前高田市のジャズ喫茶、ジャズタイムジョニーの店主照井由紀子さんからの思い。地域や全国のジャズファンに愛されてきた店は津波で流されたが、全国のジャズファンからの支援で店舗は仮設として復活した。しかし、詩の朗読中にむせび泣く照井さんの心に宿る悲しみは深い。まずは、ラジオ放送の内容を紹介する。
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BGMの落とし穴
『トラーリのいまどきタイランド』第5回

2月 21日 2014年 文化

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トラーリ

寅年、北海道生まれ。1998年よりタイ在住。音楽やライブエンターテインメント事業にたずさわる。

数カ月前のある夜、バンコク市内にある日本人オーナーのレストランで実際に起きた出来事である。

レストランの閉店間際に数人の警察官が突然入り込んできた。彼らは「店内で流しているBGM(バックグラウンドミュージック)が著作権違反行為だ」と言い、タイ人の女性マネジャーから事情聴取するため署に連行し、罰金5万バーツ(1バーツは約3.2円)を請求した。オーナーは署に駆けつけて罰金の値引き交渉をし、最終的に3万5千バーツまで引き下げ、その場で現金を支払うことでマネジャーは解放された。支払いの際に手渡されたのは、タイ国内にある著作権管理団体名義の「5千バーツ」という金額が記載された一枚の領収書であった。証拠のない3万バーツは彼らのポケットに消えたというわけだ。
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経済統合に向け「失われた1年」になる懸念
『ASEANの今を読み解く』第6回

2月 21日 2014年 国際

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助川成也(すけがわ・せいや)

中央大学経済研究所客員研究員。専門は ASEAN経済統合、自由貿易協定(FTA)。2013年10月までタイ駐在。同年12月に『ASEAN経済共同体と日本』(文眞堂)を出版した。

◆試される議長国ミャンマーの力量

2014年は東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合にとって試金石となる年である。第4コーナーにまさに入ろうとしているASEANを誘導する役割を担うのは、1997年の加盟以降、初めて議長国に就任したミャンマーである。本来、ミャンマーは2006年に議長国になるはずであった。議長国はアルファベット順に加盟国で持ち回るが、ミャンマーは他の加盟国からのピア・プレッシャー(周囲の仲間からの圧力)を受けて「辞退」に追い込まれた苦い経験を持つ。

当時、欧米諸国は民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏の自宅軟禁や政治犯の収監など軍事政権の人権侵害を問題視、議長国就任を強行すれば、欧米諸国が関与する拡大外相会議や、政治・安全保障問題の対話を行うASEAN地域フォーラム、アジア欧州会合(ASEM)などをボイコットすると圧力をかけていた。
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習・田母神の共通認識と安倍の立ち位置
『山田厚史の地球は丸くない』第15回

2月 17日 2014年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

前回のコラムで東京都知事選に立候補した田母神俊雄・元航空幕僚長が「安倍首相と私は国家観・歴史観が同じ」と強調して選挙に臨んでいることを書いたが、その田母神さんの応援演説に、なんとNHK経営委員になったばかりの百田尚樹氏が立った。「南京大虐殺はなかった」ばかりではなく「東京裁判は米軍の残虐行為を隠すための裁判だった」と街頭でぶち上げ、歴史認識問題はNHK問題へと燃え広がった。

◆愛国心を刺激する中韓との緊張関係

NHKでは籾井勝人会長が就任会見で、従軍慰安婦を「戦争している国ではどこでもあった」、国際放送について「政府が右というものを左というわけにはいかない」と発言し、NHKトップの資質が問題になった。
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ビジネスチャンス到来
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第15回

2月 14日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

2月2日に行われたタイの総選挙は、一部で危惧された大きな衝突もないまま終了した。投票率46%、選挙区総数375カ所のうち28選挙区は立候補者不在。投票中止に追い込まれた選挙区は67カ所に上り、合わせて4分の1の選挙区で選挙ができなかったことになる。現政権も反政府側も、この選挙結果に対し自陣に有利な解釈を加えるが、どちらにも与(くみ)しない中途半端な結果であったと思われる。

とりあえず投票中止になった選挙区では4月27日に再投票を行うことが決まったが、立候補者不在の28選挙区の扱いについては、まだ決定されていない。今後手続き通り再選挙が行われたとしても、立候補者不在の選挙区が続くことや有効投票数に満たない選挙区があることから、半年以上は内閣を組織するのは不可能であろう。
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在庫削減は改善への大きな鍵
『ものづくり一徹本舗』第10回

2月 14日 2014年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

ある自動車部品の製造会社で、出荷時間になっているのに在庫がゼロで車が出せないと騒いでいた。倉庫の中を見てみると、全体的には有り余るぐらいの在庫量である。しかし、所々の棚は空っぽになっているものもある。

出荷場からそれ以前の加工工程をたどっていくと、工程間には紙箱やプラスチックの容器に前工程から送られてきた半加工製品が山積みされていた。さらに、加工現場に置けない在庫を保管するための仮倉庫を造り、そこにも在庫を持っていた。
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ナカ・セイサクショ(タイランド)
日系進出企業紹介『おじゃまします』第8回

2月 14日 2014年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

◆精密機器部品の切削加工

日本の製造業を取り巻く事業環境が年々厳しさを増すなか、精密機器部品の切削加工を主な業務とする中製作所(大阪府八尾市)は2011年、タイ東部チョンブリ県に進出した。

「ASEAN(東南アジア諸国連合)市場は今後一層拡大すると考え進出を決めた」と中偉起・代表取締役社長は話す。
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故郷への思い、町を興すということ
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第3回

2月 14日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

先週に引き続き、全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の先週放送分をお届けする。

今回は岩手県陸前高田市からの思い。東日本大震災から3カ月後、陸前高田市の伝統行事である動く七夕は、市街地に収容していた山車が流され、毎年8月に催される行事は開催が危ぶまれた、物資支援に訪れた私に、今回登場する福田利喜さんら実行委員会から開催への協力を呼びかけられた。それがご縁だった。
(ラジオ内容始まり)
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