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原価低減の取り組み(その2)工程別適正人員配置
『ものづくり一徹本舗』第7回

12月 20日 2013年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

前回は原価低減への取り組み事例(その1)として、「工程の流れ化」について紹介した。その最大の狙いは、工程の連結によって工程間に最小の標準手持ち量を決め、その量が最大、最小超え現象を捉え、ムダ、ムラ、ムリの顕在化につなげて改善を進めることである。

今回は「工程の流れ化」に基づき、各工程の加工時間(サイクルタイム=C/T)と、その作業手順の標準化について述べたい。そのうえで、何秒で1本(1個)造らなければならないか(タクトタイム=T/T)の関係を図表にして課題を明らかにし、適正人員配置など改善に結びつける手法について説明したい。
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二代目が会社の命運を決める―ホンダを世界企業にした河島喜好
『山田厚史の地球は丸くない』第12回

12月 13日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

朝日新聞から河島喜好さんの「惜別」を依頼された。ホンダの二代目社長である。ベンチャー企業だったホンダを10年かけてグローバルな自動車会社に育てた人だ。ひらめきと独断、たぐい稀な個性で会社を興した本田宗一郎と正反対。柔らかな人柄、話をよく聞き、辛抱強くことを進める社長だった。ひらめき経営から集団指導へ。絶妙なバトンタッチがホンダを成功に導いた。

◆どんな時に社長は代わるのか

10月31日、85歳で亡くなった。社長を辞めてから30年。現役に河島社長を知る記者はいない。かつて自動車担当だった私にお鉢が回ってきた、というわけだ。
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こんな企業は海外進出の資格がない
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第10回

12月 13日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイは今や日本にとって一番近い国のようである。韓国や中国の方が地理的には近くても、気持ちの面ではタイが最も近い国だと思われている。確かにタイから日本への観光客は急増中だ。最近では、日本の地方の中規模都市に行ってもタイレストランを見かける。

しかし、今の日本人がどれくらいタイのことを知っているだろうか? 「国民に慕われている王様がいる」「首相は美人の女性」「多くの日系企業がタイに進出」「車の渋滞が激しい」「洪水が頻繁に起こる」「政治が不安定」……。あなたはこれ以外に、タイについていくつ挙げられるだろうか?
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日産スプリング(タイランド)
日系進出企業紹介『おじゃまします』第6回

12月 13日 2013年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

◆従業員の定着率向上に資格制度導入も

「ダントツ品質宣言! 目指せ、世界一品質」をスローガンにかかげる精密バネメーカー「日産スプリング」の創業は1951年12月。それから半世紀を経た2005年5月、同社は海外初となる子会社「日産スプリング(タイランド)」をタイ・ラヨン県のイースタンシーボード工業団地に設立した。社名に「日産」を冠しているが、日産自動車の系列会社ではなく、創業者が〈日々産ずる、またお客様に日参(ニッサン)することから付けた〉(同社HP)とのことだ。

タイ工場の製造品目は、線ばねと板ばねだ。線ばねは、ブレーキのマスターシリンダー、シートのスライド部、コンソールボックス開閉部、ドラムブレーキ用など自動車での使用が中心となる。一方、板ばねは、カーオーディオ、プリンターなどに用いられる。取引先は在タイ日系企業が8割という。
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アジア観の変化
『アジアの目線』第1回

12月 06日 2013年 経済

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池部 亮(いけべ・りょう)

福井県立大学地域経済研究所アジア部門准教授。1992年日本貿易振興機構(ジェトロ)入会。ハノイ、中国・広州などの駐在を経て2012年4月から現職。進出日系企業の動向や中国リスクなどに詳しい。近著に『東アジアの国際分業と「華越経済圏」』(新評論、2013年)。

福井に来て約1年半が経った。振り返れば「日本企業にとってのアジア観」に様々な変更が加わった1年半であった。例えば、民政移管したミャンマーへの関心が急速に高まり、連日の新聞紙面でミャンマーの文字を見ない日がないといった盛り上がりが今も続いている。

「これからだけどまだまだの国」と当たり前のことを確認するだけの日本企業の現地視察が相次いでいる。それでもバスに乗り遅れるなと前のめりのメディア論調を見ていると、1990年代中頃のベトナムブームを思い出す。
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貿易世界ルールの終焉―WTOはなぜ行き詰まったか
『山田厚史の地球は丸くない』第11回

11月 29日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

世界貿易機関(WTO)の交渉が行き詰まっている。貿易の円滑化など新たな分野の取り決めを話し合うドーハラウンドで各国が折り合わず、10余年かけた交渉は決裂寸前だ。交渉失敗となれば、国境を越えた経済ルールを世界規模で進める、という難事業はついに挫折となる。

だが、そんな現実に驚きはない。「WTOはまだ交渉していたのか」というのが私の率直な思いだ。途上国の台頭で力関係が変わった。強国が音頭を取って世界共通のルールを作る、という考え自体が「妄想」になろうとしている。
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「リベート社会」を考える
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第9回

11月 29日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

コンプライアンスの妄想に取りつかれた日本人にとって「リベート」は悪である。金は汚らわしいものとして扱われ、取引先との金品のやり取りは厳禁。一方で下火になったとはいえ、いまだ飲食やゴルフの接待は平然と行われている。

◆華僑の3:3:4の原則

タイに来て華僑の社会に入り込み、彼らの生き方を見ていると、日本人とのいくつかの違いに気づかされる。その一つが、華僑の「3:3:4の原則」である。日本の方にとって全くなじみのない原則であるが、この原則は華僑の方が商売などで利益を挙げた時の分配方程式である。
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顧客との約束 その7
『経営コンサルタントの視点』第7回

11月 29日 2013年 経済

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中野靖識(なかの・やすし)

株式会社船井総合研究所上席コンサルタント。メーカーから小売業まで幅広いコンサルティングフィールドを持つ。一般消費者向けの商材を扱う企業の現場レベルでの具体的な販売手法の提案を得意とする。

◆量販店に負けない地域家電店の取り組み

コンサルティング現場でクライアントと一緒に顧客との約束を検討していくプロセスを通じて、その企業の勝ち方を再確認していくことができます。

今回は地域家電店の事例をお伝えしましょう。
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原価低減の取り組み(その1)工程の流れ化
『ものづくり一徹本舗』第6回

11月 22日 2013年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

トヨタ生産方式は「徹底的なムダ、ムリ、ムラの顕在化とその改善を行い、原価を下げること」。これを行ううえでの2本の柱は「ジャストインタイム」と「自働化」であると、故・大野耐一先生(トヨタ自動車元副社長)から教えられた。

自働化とは「ニンベンのついた自動化」などとも呼ばれ、作業者が行う標準作業を妨害しないように、作りすぎ・加工しすぎ・加工不良などの不都合を「自動的に食い止める」ためのシステムを備えるものを指す。ジャストインタイムとは、必要な物を必要な量だけ必要な時につくるということである。これを具現化するための基本原則として、次のような進め方を紹介したい。
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コイワボンド(タイランド)
日系進出企業紹介『おじゃまします』第5回

11月 22日 2013年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

かつて繊維産業の一大中心地であった愛知県一宮市の近郊で、毛織物工場から出発したコイワボンドマニファクチャリング。現在は同県江南市に自動車シート用のボンディング(貼り合わせ)・ラミネート加工などを行う工場を構える。海外拠点としては中国・上海に次いで2カ所目となるタイ現地法人コイワボンド(タイランド)(以下、KBT)を2004年2月に設立。東部プラチンブリ県にあるカビンブリ工業団地内の工場でラミネート加工を開始した。
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