引地達也(ひきち・たつや)
コミュニケーション基礎研究会代表。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP等設立。東日本大震災直後から「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。
◆「怖い」感覚
仏新聞社「シャルリー・エブド」へのイスラム教過激派によるテロ事件以降、ベルギーでの過激派の一斉摘発など波紋は世界に広がり、悲しみの感情は怒り、憎悪そして新たな戦いへと結びつきそうで、怖い。これは9・11米中枢同時テロから発するその後の連戦を想像すれば簡単に、その麻痺(まひ)した感覚で殺戮(さつりく)が展開されるという行方を案じることが出来るから、警告を発する識者も多い。
それでも、異質な存在を力で抑えつけよう、または排除しようという傾向に歯止めがかけられないという悲観的な見方も多い。社会を安定化させようという政治システム自体が間違った方向へ作動してしまいそうだという嘆かわしい結論に行きついてしまう情勢である。
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