п»ї 琥珀色の麦焼酎はウイスキーではない 『WHAT^』第2回 | ニュース屋台村

琥珀色の麦焼酎はウイスキーではない
『WHAT^』第2回

12月 11日 2017年 文化

LINEで送る
Pocket

山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

WHAT^(ホワット・ハット)第2回写真

日本と米国を行き来した画家、東京・町田の原風景とニューヨークのモダニズムを結んだ版画家、中里斉(なかざと・ひとし、1936~2010)の画集と絨毯(じゅうたん)=写真は筆者撮影。「モナド 夏の線」「モナド 浮遊石」「モナド 折線」が作者の中里自身も知らない解読(筆者が執筆中の仮題:モナドのカタチ-未来への逃亡)を待っている。

20年ほど前に英国のスコットランド大臣とパーティーで雑談した。ウイスキーの税金は焼酎よりも高いのはなぜか。この外圧で今では焼酎の税金も高くなっている。その時の話題は、日本企業の誘致で、ウイスキーやゴルフではなく、素晴らしい学校教育を売り込むほうがよいとアドバイスした。奥様は教育熱心で、決定権を握っている。両国共通なので、すぐに納得してもらった。

焼酎とウイスキーの税金としての区別は「色」で決まっているらしい。麦焼酎では麦芽を使わないので製法は異なる。「ウイスキーの聖地」といわれるスコットランド・アイラ島のウイスキーはピートの匂いがきつく「しょっぱい」。海の香りがする焼酎を呑みたいものだ。

WHAT^(ホワット・ハットと読んでください)は何か気になることを、気の向くままに、写真と文章にしてみます。それは事件ではなく、生活することを、ささやかなニュースにする試み。

コメント

コメントを残す