п»ї 11 | 4月 | 2014 | ニュース屋台村

Archive for: 4月 11th, 2014

中小企業海外進出支援策の摩訶不思議
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第19回

4月 11日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住16年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイの政治情勢は相も変わらずの膠着(こうちゃく)状態であるが、非常事態宣言が解除されたせいか、または日本のマスコミに過激なシーンが映らなくなったせいか、日本からの来訪客が増加してきている。昨年11月までは、中小企業の海外進出相談や地方自治体などによる視察ツアーがひっきりなしに来ていたが、再び復活の兆しが見える。

それにしても、アベノミクスの成長戦略の目玉として、中小企業の海外進出支援を日本政府や地方自治体が積極的に支援することは、本当に正しい施策なのであろうか? タイで日系企業をお客さまとして商売をする私の身からすれば、中小企業のタイ進出は喜ばしい話であるが、何か割り切れなさが残る。その割り切れなさが何なのかを今回、問うてみたい。
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協力工場も自社の一部門
『ものづくり一徹本舗』第13回

4月 11日 2014年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

入社以来、自動車用ゴム押し出し、型成型部門、製造部門で働いてきたが、1989年1月に樹脂外装部品やハンドル、さらには新しく開発されたエアバッグの量産を担当する一番歴史の新しい工場の工場長に就任した。

日本経済は当時バブルに突入し、労働力不足は深刻で猫の手も借りたいとはこのことだと思い知らされた時期である。従業員も新規採用者が多く、納期、品質、収益においても常に問題の多い工場であった。
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カンキョー・ソリューションズ
日系企業紹介『おじゃまします』第10回

4月 11日 2014年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの

政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

◆照明と空調の省エネを両輪に

2011年8月設立の環境・省エネ関連商社「カンキョー・ソリューションズ」は、無電極ランプと空調システム最適化を両輪として在タイ日系企業の省エネに取り組んでいる。

無電極ランプ

   照明の省エネといえば、発光ダイオード(LED)が代名詞となっているが、同社はそのLEDではなく、無電極ランプを主力商品とする。無電極ランプは文字通り、消耗箇所であるフィラメント電極を使用していないため寿命が6万時間と長い。同社はこの無電極ランプを工場内水銀灯の代替照明として企業に提案している。
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誰もいない桜の名所
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第8回

4月 11日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

先週に引き続き、全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の放送分をお届けする。まずは、ラジオ放送の内容を紹介する。

◆夜の森の桜

東日本大震災からまもなく3年。このコーナーでは被災地の「今」を、現地の方々ご自身が綴った思いを、生の声で語っていただきます。
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純白の八重桜と歴史のパノラマ
『読まずに死ねるかこの1冊』第10回

4月 11日 2014年 文化

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記者M

新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間120冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は食べ歩きウオーキング

東京・永田町の国会議事堂の正面左手に憲政記念館がある。憲政の功労者である尾崎行雄(1858~1954)を記念して建設された尾崎記念会館を吸収して、衆議院が1972年に開館したものだ。尾崎といえば、アメリカのポトマック河畔の桜並木は彼が東京市長当時の1912年に贈ったソメイヨシノなどを元にしているが、憲政記念館の庭園にもこの春、39種類の桜の木が花をつけた。都心の一等地にありながらこれだけ多くの種類の桜が楽しめるのはここだけである。しかも、いつ訪れても人はまばらで、都心の観桜の穴場と言っていいだろう。

すべての種類の桜が一度に満開になることはないが、ソメイヨシノが散った後も「兼六園熊谷(ケンロクエンクマガイ)」や「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」などが見事に咲き誇り、移りゆく最後の春を楽しむことができる。東京の桜の季節が幕を閉じようとしている4月初め、僕はこの庭園の高台に立ち、そこから見渡せるところで起きた歴史的な事件を思い起こし、まさにタイムスリップしたような不思議な感慨にとらわれた。
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