東洋ビジネスサービス
1977年よりタイを拠点として、日本の政府機関の後方支援に携わる。現在は民間企業への支援も展開、日本とタイの懸け橋として両国の発展に貢献することを使命としている。
今回は、バンコクに住んでいたら切っても切れないトラブル、大雨・冠水についてのお話です。2011年に起きた大洪水を覚えてらっしゃる方も多いかと思います。死者は800人を超え、1000万人近くに影響を与えたといわれています。古来、チャオプラヤ川は洪水を繰り返すことで肥沃(ひよく)な土地をつくってきました。しかしながら、都市化に伴い洪水対策・抜本的な治水対策が必要とされています。
◆雨期にはひざまで冠水する歩道
タイでは4月末~5月のタイ正月ソンクラン開けに雨期に入り、10月まで続きます。雨期の一番身近なトラブルは、降雨による交通渋滞です。ただでさえ車の多いバンコクですが、雨が降ると自家用車、タクシーの利用が増えるためさらに渋滞が激しくなります。
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