世界有数の会計事務所の手痛いミス
国際派会計士の独り言』第16回

3月 21日 2017年 経済

LINEで送る
Pocket

内村 治(うちむら・おさむ)

photo
オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在はタイおよび中国の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

今年のアカデミー賞の授賞式が2月26日にありました。昨年は、演技部門の候補者20人が2年連続で全員白人だったとして黒人の映画監督スパイク・リー氏らが抗議し、授賞式のボイコットを表明。今年も、リベラルな風潮が強い米ハリウッドの気風から、就任まもないトランプ米大統領への政策批判も懸念され、注目が集まりました。今回は、世界中が注目する華やかな授賞式の舞台で起きた手痛いミスと、最近見た映画で感じたことについて書きたいと思います。
記事全文>>

コメント

英ロールス・ロイス贈賄疑惑の波紋
『国際派会計士の独り言』第15回

2月 27日 2017年 経済

LINEで送る
Pocket

内村 治(うちむら・おさむ)

photo
オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在はタイおよび中国の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

英ロールス・ロイス社が贈賄疑惑で揺れ、さらにそれが起こった幾つかの新興国で対応に追われているようです。と言っても、庶民にとっては夢のまた夢、英女王の乗用車ベントレーと並ぶ1台数千万円の英国の高級車を造るロールス・ロイス・カーズ社(Rolls Royce)ではなく、経営危機による国有化の後、今では別会社となっている主に航空用エンジンや船舶用エンジンなどを製造販売するロールス・ロイス・ホールディング社(以下、RRH)のことです。
記事全文>>

コメント

米トランプ「国境税」への反発と困惑
『国際派会計士の独り言』第14回

2月 02日 2017年 経済

LINEで送る
Pocket

内村 治(うちむら・おさむ)

photo
オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在はタイおよび中国の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

世界中どこからでもメールや携帯がつながり、そして、欧米の先進国が自由主義と民主主義をリードしていく、そんな社会にいることを当然のものと受け止めていました。また、自分たちを取り巻く世の中はヒト・モノ・カネそしてサービスが国境を越えてボーダーレスでつながり、地域連携はさらに深化するなど、これからも世界は一体化に向かっていくのだと漠然と思っていました。しかし今、その流れの先行きが不透明になってきました。
記事全文>>

コメント

豪州のサンゴ礁白化と環境対策の将来
『国際派会計士の独り言』第13回

1月 16日 2017年 経済

LINEで送る
Pocket

内村 治(うちむら・おさむ)

photo
オーストラリアおよび香港で中国ファームの経営執行役含め30年近く大手国際会計事務所のパートナーを務めた。現在はタイおよび中国の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士。

世界各地で行われる大みそか恒例のカウントダウンと花火。ここ数年、BBC放送などで紹介されるのはほぼ毎年、シドニー、香港、モスクワ、ロンドン、パリ、ニューヨークあたりでしょう。香港はビクトリアハーバー、モスクワは赤の広場、ロンドンはビッグベンと大観覧車、ニューヨークはタイムズスクエア、南半球のシドニーはシドニーっ子の誇るオペラハウスの脇にあるナイアガラと呼ばれるハーバーブリッジからの滝のように流れ落ちる花火が有名で、かつて住んでいた頃はそれ見たさに夜中まで起きていました。
記事全文>>

コメント

マカオに学ぶ日本のカジノビジネスの将来
『国際派会計士の独り言』第12回

1月 06日 2017年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

2016年の年末に香港に行った折にマカオを訪れる機会がありました。10年以上香港に在住していた当時は、フェリーで1時間ほどのマカオには会議やゴルフなどで何度も訪れていました。筆者はほとんどギャンブルはやりませんが、赴任直後の2000年当時、カジノは地元系実業家の独占経営するちょっと場末的な雰囲気の「リスボア」のみでした。しかし、カジノ以外にもポルトガル統治時代に造られた数々の世界遺産やそれにルーツを持つマカオ料理など魅力は多く、香港の喧騒(けんそう)を避けてマカオで週末を過ごす香港人たちがかなりいました。
記事全文>>

コメント

混沌と混乱の時期こそ変革の好機
『国際派会計士の独り言』第11回

12月 20日 2016年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

2016年の「新語・流行語大賞」は広島カープの躍進を引っ張った緒方孝市監督の発した「神ってる」、特に鈴木誠也外野手が2試合連続でサヨナラホームランを打った6月には、カープファンのみならず日本中が歓喜したことなどでこの受賞につながったと思います。

ほぼ同時期に出される、これも毎年恒例の「今年の漢字」の第1位は、オリンピックイヤーということあり「金」、第2位に18歳選挙権開始、都知事選挙、11月の米大統領選挙など受けてか、「選」という漢字が選ばれました。これらが示す通り、今年は政治と「選」挙が世相を映し出して注目された年でした。
記事全文>>

コメント

トランプ次期政権下で気になる米国の税制改革
『国際派会計士の独り言』第10回

11月 29日 2016年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

英誌エコノミストと連携して出している日経BP社の『2016世界はこうなるThe World in 2016』を最近になって読み返してみました。

昨年、15年版については、同誌の予想がある程度当たっていたのかあまり強い印象はなかったと記憶しますが、16年版については、一つ目は昨年末時点の予測ではほぼ予想していなかった英国のEU(欧州連合)からの離脱決定(Brexit)とその衝撃があります。そして次に、米国でのヒラリー・クリントン候補の大統領選挙の勝利とその後に続く議会の過半数を占める共和党との確執を予測していました。しかし、大方の予想を裏切る形で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利。来年1月に第45代大統領に就任し、トランプ政権が誕生することとなりました。
記事全文>>

コメント

中国・深圳の今と将来―再訪して考えたこと
『国際派会計士の独り言』第9回

11月 21日 2016年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

最近、中国広東省深圳(しんせん)を再訪する機会がありました。現地では、幾つかの民営企業で活躍する日本語が堪能な中国人会計士の後輩の1人が、週末に深圳の今の姿を見せようと連れ出してくれました。そして、彼女が現在働いている華為技術(ファーウェイ)の内部の一部も見せてくれました。

ファーウェイは中国の通信設備・スマホ最大手の企業です。以前見た鴻海(ホンハイ)の深圳会社、フォックスコン(富士康)の企業村近くに位置します。従業員でもアクセスが限られている試験研究棟に代表される近代的なビルが何棟も続く約7万人が働く大きな企業村でした。試験研究には力を入れており、売上高の10%近くをR&D予算に向けているそうで、例えば特許出願数は4千件近くに及び、企業の出願件数としては世界一だといいます。

今回は、世界有数の製造業の集積地として知られる珠江デルタを形成する深圳を再訪し、考えたことなどを綴(つづ)りたいと思います。
記事全文>>

コメント

コーポレートガバナンスを改めて考える―『ザ・粉飾』を再読して
『国際派会計士の独り言』第8回

11月 16日 2016年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

先日、東京の自宅近くの本屋に平積みされていた『ザ・粉飾 暗闘オリンパス事件』(山口義正/著、2016年、講談社+α文庫)をスキャンダラスな題名にも惹(ひ)かれて購入。読み始めたら、実は以前読んだ単行本『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』(山口義正/著、2012年、講談社)の文庫版でした。
記事全文>>

コメント

多国籍企業による租税回避行為
『国際派会計士の独り言』第7回

10月 07日 2016年 経済

LINEで送る
Pocket

国際派会計士X

オーストラリア及び香港で大手国際会計事務所のパートナーを30年近く務めたあと2014年に引退し、今はタイ及び日本を中心に生活。オーストラリア勅許会計士。

「ダブル・アイリッシュ & ダッチ・サンドイッチ」(Double Irish with a Dutch Sandwich、以下、DIDS)、「シンガポール・スリング」(Singapore Sling)――。まるで英国のパブで注文する飲み物のような言葉ですが、実は最近世界を騒がせている多国籍企業による租税回避行為に関する国際税務スキームの例です。
記事全文>>

コメント

Older posts »