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数理資本主義とデジタル社会主義
『WHAT^』第20回

8月 21日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

経済産業省は2018年8月から5回にわたって理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会を行い、その結果をとりまとめたものを今年3月26日付で「数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える~」として公表し、数理資本主義を提唱している(注)。「~」を読み飛ばして、「代数学パワー」であれば素晴らしいと思うのは、Google検索と筆者だけだろうか。 記事全文>>

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場所の記憶
『WHAT^』第19回、@^の1

8月 01日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

生きものは場所を記憶する。自分自身や親きょうだいを認識できなくても、生きやすい場所や死すべき場所を探して記憶する。ウイルスは感染した細胞で大量の複製物を作り、細胞外にばらまいて、どこか別の細胞に感染するチャンスをうかがっている。感染する細胞は同じ個体の中かもしれないし、同じ種かもしれないし、媒介する種かもしれない。感染すべき細胞の記憶がウイルスの生活環となる。ウイルスは、細胞の中の遺伝子に潜む場合もある。その細胞が生殖細胞であれば、ウイルスは宿主の一部として遺伝情報となる 記事全文>>

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ウイルスの数学、デジタル位相の音楽
『WHAT^』第18回

7月 16日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

『ビジュアル数学全史-人類誕生前から多次元宇宙まで』(クリフォード・ピックオーバー、岩波書店、2017年)は紀元前1億5000万年にさかのぼり、アリの計数能力から物語が始まる。本の画像は、『ウイルス図鑑101』(マリリン・J・ルーシンク、創元社、2018年)からラルストニアファージφRSL1の電子顕微鏡画像を切り出して、合成して作成した。ウイルスは正20面体の構造をもつものが多く、世界で2番目に美しい数式といわれるオイラーの多面体公式を表現しているのだから、間違いなく最古の幾何学者だ。そして数学全史は数学的宇宙仮説「われわれの世界のすべてのものは、あなた自身を含め、純粋に数学的な存在だ」によって締めくくられる。「あなた」を「ウイルス」と読み替えるほうが数学全史にはふさわしいだろう。 記事全文>>

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場所と表現
『WHAT^』第17回

6月 05日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

ウイルスのありかたに思いを巡(めぐ)らせていると、「生きもの」は場所を触覚で理解するのだと気がついた。身体のことを考えるまでもなく、自分とは自分のいる場所であって、その場所は他者とは共有できない。「生きもの」の個体差とは、自分のいる場所を表現することであり、集団としての個体差が多様性となる。『「生きものらしさ」をもとめて』(藤原書店、2017年)は、生物物理学の観点から個体差を追究した大沢文夫先生の最後のメッセージとなってしまった。大沢先生は、湯川秀樹先生の生物機械論的なコメントに違和感を感じながら、南部陽一郎先生の質問に答えるために生物の「ソフト」について論じている。筆者にとって残念なのは、ウイルスの「生きものらしさ」に言及していないこと。 記事全文>>

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破綻した欧米の人間中心主義と政府のAI戦略
『WHAT^』第16回

4月 11日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(E.フッサール、1954年、翻訳木田元、中央公論社、1974年)の第一部「ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現としての学問の危機」、なんという鮮烈なタイトルだろうか。ナチスドイツに迫害されたユダヤ人哲学者は、ヨーロッパ的人間の生活危機を見抜いていた。21世紀において、生活危機はAI(人工知能)により加速され、人間中心主義は破綻(はたん)した。おそらく、現在の大学教授の99%はこの本を読んでいない。現在の大学教授が「根本的な生活危機の表現」を行えば、失業する。失業者、移民、難民は「ヨーロッパ的人間の根本的な生活危機の表現」であるし、第2次世界大戦の軍事は非人間的で、21世紀の軍事は究極のAI兵器へと向かっている。 記事全文>>

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表現としての性と老い
『WHAT^』第15回

4月 02日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。


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力学からデータサイクルへ
『WHAT^』第14回

3月 19日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

オーストラリアのビクトリア国立美術館で筆者撮影

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ウイルスの論理、もしくはシミュレーショニズム
『WHAT^』第13回

2月 13日 2019年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。


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積分形式の美意識、もしくは圏論としての哲学
『WHAT^』第12回

12月 26日 2018年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。


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「芸術」をみるのではなく「考える」
『WHAT^』第11回

11月 20日 2018年 文化

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

株式会社エルデータサイエンス代表取締役。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。


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