最新記事
1 2 3 4 126

あなたは誰かに操られている?
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第187回

2月 12日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住23年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

年をとるのは寂しいものだ。過去の記憶がどんどん曖昧(あいまい)なものになっていく。数年前のことである、日本出張した際、安倍前首相と習近平中国国家主席の会談をどなたかとテレビで見ていた。その時一緒にテレビを見ていた方が、私に次のようなことを言われた。「中国や米国は、首脳会談があると画像認識装置を使って相手が何を考えているか分析します。今回も中国は安倍首相の顔の動きから日本が何を考えているか分析しているはずです。ところが日本はそうした分析を全く行っていない。これでは日本は他国との外交戦争で勝てるわけがありません」。いつの日中首脳会談であったのか? また、どなたが私に対してこうした事を言われたのか? 恥ずかしながら私は全く思い出せない。ただ妙に、こう言われたことだけが私の記憶に残っていた。 記事全文>>

コメント

あらためて眺めた「空気」から日本社会に自覚的になってみる
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第203回

2月 11日 2021年 社会

LINEで送る
Pocket

引地達也(ひきち・たつや)

%e3%80%8e%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%aa%e3%82%84%e3%81%95%e3%81%97%e3%81%84%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e3%80%8f%e5%bc%95%e5%9c%b0%e9%81%94特別支援が必要な方の学びの場、みんなの大学校学長、博士(新聞学)。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。

◆絶対権をもった妖怪

「『空気』とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」。

そう日本社会から発する行動原理の源を表したのは山本七平であった。彼が1983年に刊行した『「空気」の研究』(文芸春秋)は、それから38年経過した現在でも、その空気は日本社会を支配しているようで、メディアの活動や政治の活動、企業行動もすべて「空気」が幅を利かせているように見えるし、若者の間で「空気読めよ!」との発言を多くの場面で目の当たりにしているのを見ると、それはまだまだ根強く日本社会に存在しているようだ。 記事全文>>

コメント

愛知県が深刻な人口流出に直面する理由-女性が決める人口移動
『山本謙三の金融経済イニシアティブ』第37回

2月 10日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

山本謙三(やまもと・けんぞう)

oオフィス金融経済イニシアティブ代表。前NTTデータ経営研究所取締役会長、元日本銀行理事。日本銀行では、金融政策、金融市場などを担当したのち、2008年から4年間、金融システム、決済の担当理事として、リーマン・ショック、欧州債務危機、東日本大震災への対応に当たる。

2020年の「住民基本台帳・人口移動報告」(総務省)が公表された。

昨年来注目を集めてきたのは、コロナ禍で5月以降、東京都が人口流出超に転じたことだった。しかし、人口流出入の規模は、進学、就職期の3、4月でほとんどが決まる。昨年も1年を通してみれば、東京都は3.8万人の流入超だった(日本人移動者、以下同じ)。 記事全文>>

コメント

ミャンマーのクーデターとスーチーの「死角」
『記者Mの外交ななめ読み』第15回

2月 09日 2021年 国際

LINEで送る
Pocket

記者M(きしゃ・エム)

新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間150冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は、夜明け前の10キロウォーキングと韓流ドラマ鑑賞。

ミャンマーで2月1日に起きた軍事クーデターは、起こるべくして起こったと思う。現代という世の中にあって、死語になりつつあると思えた「クーデター」が日本と関係の深いASEAN(東南アジア諸国連合)域内で起こるのは何とも哀しいことで、ミャンマーの政治的進化はこれでまた、20年ほど時計の針を逆戻りしてしまった。

ミャンマーのこれからを占う見本として、隣国タイの現在の政情がある。もちろん、タイの場合は、王室批判の波という、もう一つの重大な要素があるが、タイもミャンマーも、政治の成熟過程で俯瞰(ふかん)すると依然、民政移管後の混乱期にあるようだ。 記事全文>>

コメント

「MMTを考える」(その4)
『視点を磨き、視野を広げる』第49回

2月 08日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

古川弘介(ふるかわ・こうすけ)

海外勤務が長く、日本を外から眺めることが多かった。帰国後、日本の社会をより深く知りたいと思い読書会を続けている。最近常勤の仕事から離れ、オープン・カレッジに通い始めた。

はじめに

新型コロナ禍によって、国家を意識することが増えた気がする。理由は二つ考えられる。一つは、グローバル化の進展で勢いを増すヒト・モノ・カネの流れの中で、垣根が低くなっていくばかりと思われた国境の復権に象徴される領域国家としての存在感の高まりである。EU(欧州連合)域内での移動制限や国家間のワクチン争奪戦を見ていると、その思いを強くする。もう一つが、新型コロナ対策で国民の自由や私権を制限する一方で、生活を保障する強大な権力――国家の怖さとありがたさ――を実感したためである。特に、欧米諸国での政府の対応の「厳しさ」と日本の「緩(ゆる)さ」とのギャップを再認識したことは、(日本という)国家のあり方を考える良い機会となった。 記事全文>>

コメント

仏教国ミャンマーの軍政復活-カギ握る僧侶たち
『山田厚史の地球は丸くない』第181回

2月 05日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

突然ではあったが、予想外の展開ではなかった。ミャンマーでクーデターが起きた。アウンサンスーチー氏ら政治指導者が拘束され、軍事政権が復活した。

追い詰められた軍が、あっさり切り札を使った。

香港で民主派が一掃された。アメリカでは「不正選挙」を叫ぶ民衆が国会に乱入した。中国やアメリカで起きていることを見習った、そんな展開でもある。 記事全文>>

コメント

機械学習は学習機械ではない
『週末農夫の剰余所与論』第11回

2月 03日 2021年 社会

LINEで送る
Pocket

山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o株式会社エルデータサイエンス代表取締役。元ファイザーグローバルR&Dシニアディレクター。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

米国新大統領は民主主義の勝利だと宣言した。民主党の勝利だったかもしれないけれども、大きな違和感が残る。ドナルド・トランプ前大統領は民主主義の自爆テロだった、しかも自国民に対するテロだ。テロとの戦いには見通しが立たない。いつまでも泥沼が続くのだろうか。 記事全文>>

コメント

思い出トランプ
『国際派会計士の独り言』第40回

2月 01日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

内村 治(うちむら・おさむ)

photoオーストラリアおよびアジアで大手国際会計事務所の日系サービス統括や、中国ファームで経営執行役などを含めて30年近く幹部を務めた。現在は中国・深圳の会計事務所の顧問などを務めている。オーストラリア勅許会計士、「みんなの大学校」教員、外国人向け日本語教師。

自宅近くの本屋さんで面白いタイトルに目がいって何の気無しに買った文庫本は、直木賞作家で脚本家でもあった向田邦子さんの『思い出トランプ』でした。最近まで米国大統領だったトランプ氏とは全く関係ない短編小説集で、向田さんは1980年にこの短編集で直木賞を受賞しました。ただし、残念なことに、翌年に海外取材旅行中に客死するという悲劇的な結末で当時、多くの人々に衝撃を与えました。 記事全文>>

コメント

日本の港湾の国際的地位を取り戻すために
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第186回

1月 29日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住23年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

 

四方を海に囲まれた島国日本では地理的優位性を利用して、各地に港が設けられ、外国あるいは国内の地域間を海上輸送で結び、長い間日本の経済活動を支えてきた。1980年は神戸港をはじめ、日本の港湾は世界の中でもコンテナ取り扱い個数で上位にランクインしていたが、2018年には日本の主要な港湾は全て20位以下にまで順位を下げてしまった。また、取り扱い貨物量ランキングにおいても同様に、現在は日本の港湾は上位にランクインすることができていない。日本の港湾の地位低下は物流コストの上昇を通じ、日本の製造業に深刻な影響を及ぼしていると思われる。なぜ世界の物流市場において、日本の港湾の国際的地位は低下してしまったのであろうか。今回は日本の港湾業の問題点を探るとともに、その解決に向けての提言を行っていきたい(注=本文中の図表は、その該当するところを一度クリックすると「image」画面が出ますので、さらにそれをもう一度クリックすると、大きく鮮明なものを見ることができます)。 記事全文>>

コメント

日本でも話題の格安EV「宏光MINI EV」
『中国のものづくり事情』第28回

1月 27日 2021年 経済

LINEで送る
Pocket

Factory Network Asia Group

タイと中国を中心に日系・ローカル製造業向けのビジネスマッチングサービスを提供。タイと中国でものづくり商談会の開催や製造業向けフリーペーパー「FNAマガジン」を発行している。

中国汽車工業協会(CAAM)によると、2020年11月の自動車販売台数は前年同月比7.6%増の277万台で、8カ月連続のプラスとなった。電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、燃料電池車(FCV)がカテゴライズされる新エネルギー車も好調で、104.9%増の20万台。うち16.7万がEVで100.5%増だった。11月までの累計についても新エネルギー車は3.9%増の110.9万台で、EVは4.4%増の89.4万台だった。 記事全文>>

コメント

1 2 3 4 126