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「おもてなし大国」日本??
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第17回

3月 14日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

先日、妻と2人でマンダリンオリエンタル・バンコク(オリエンタルホテル)にブランチ(朝食兼昼食)を食べに出かけた。オリエンタルホテルは1887年設立。バンコク初の西洋ホテルとしてチャオプラヤ川のほとりにある大使館街の真ん中に造られた。

古くから作家のサマセット・モーム やジョセフ・コンラッド、さらにはタイシルクで名高いジム・トンプソンなど数々の著名人が定宿としていた。1970年代に香港に本拠を置く高級ホテルグループであるマンダリングループに買収されたが、世界の最高級ホテルに何度も指定されるなど、そのサービスは世界屈指のものである。
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「想定」と「対策」を別次元で考える
『経営コンサルタントの視点』第11回

3月 14日 2014年 経済

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中野靖識(なかの・やすし)

株式会社船井総合研究所上席コンサルタント。メーカーから小売業まで幅広いコンサルティングフィールドを持つ。一般消費者向けの商材を扱う企業の現場レベルでの具体的な販売手法の提案を得意とする。

◆最悪の状態を意識して備える

最近の国内では、爆弾低気圧の影響で、東京で40㎝近い大雪が降るなど、記録的な気象現象が発生しています。

昨年も、それに近い状況がありましたが天気予報でも事前に告知され、その直前にはカー用品店などの小売業で、気象に備えるためスタッドレスタイヤやタイヤチェーン、スコップといったグッズにお客様が殺到しました。
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フェニックス (タイランド)
日系進出企業紹介『おじゃまします』第9回

3月 14日 2014年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

◆長寿命・省電力のLED

メガバンク・みずほ銀行と、日本トップクラスの通信総合商社・日本電通(福岡市博多区)が、共同出資したフェニックス(タイランド)。イノベーション創造企業として、2013年3月29日からバンコクを拠点に販売網を拡大している。

取り扱う商品はすべて日本製の「LEDファクトリーライト」「LEDモールライト」「LED蛍光灯」。世界で初めて青色発光ダイオードを発明した日亜化学工業(徳島県)の最高品質セラミックパッケージLEDを使用し、「サクラ」ブランドで販売している。
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地酒と電力―草の根からの脱原発
『山田厚史の地球は丸くない』第16回

3月 07日 2014年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

山口県の萩市で、うまい酒にめぐりあった。縁あって造り酒屋「澄川」の御主人と酌み交わした。持参された酒は「環起」という吟醸酒。ラベルは貼っていない。うっすら白濁している。「澱(おり)がらみ」という状態で、瓶の中で発酵が進んでいる。口に含むとほのかにツンくる後に、柔らかな旨(うま)みが広がった。芳醇(ほうじゅん)でしっかりした味わい。すいすいやっているうちに一升瓶が空になった。

手に入りにくい酒と見て、「どこで買えますか?」と尋ねると、「申し訳ないが市販していません。限りがあるので、縁のある方に配っています」。
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サンマ漁復活と夢、復興の責任
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第5回

3月 07日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

先週に引き続き、全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の先週放送分をお届けする。今回は宮城県気仙沼市本吉町の小泉中学2年の三浦麻文(まや)さんが書いた作文「私の夢」を自ら朗読した。壊滅的な被害にあった町を目の当たりにした思い、そして夢。まずは、ラジオ放送の内容を紹介する。

◆「私の夢」

東日本大震災からまもなく3年。このコーナーでは、被災地の今を、現地の方々ご自身が綴った思いを、生の声で語っていただきます。
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日本は「夢と希望の国」か
『記者Mの外交ななめ読み』第8回

3月 07日 2014年 国際

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記者M

新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。年間120冊を目標に「精選読書」を実行中。座右の銘は「壮志凌雲」。目下の趣味は食べ歩きウオーキング。

100年後の未来の日本がいったいどうなっているのか。にわかに想像できないし、その時点で僕も含めていまの世代の大半はこの世にいないだろうから、いささか現実味に欠ける。ただし、次世代の日本の話だといって簡単に受け流したり看過したりできない問題がある。日本の将来を左右しかねない「移民」と「難民」にまつわる話である。

人口減少のペースが年々加速するなか、内閣府はこのほど、外国からの移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は1億人超を保つことができるとの試算を公表した。果たして、移民が労働人口の減少や社会保障の負担増に直面する日本を救うことができるのか。こう自問する時、はなから悲観的にならざるを得ないのは、どうしてなのだろう。
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育て! 海外に通用する人材
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第16回

2月 28日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

最近、在タイ日系企業のお客様まわりをしていると、「海外赴任を希望する若い人材がいない」「後継者がいないため、自分の赴任期間が延びている」などの悩みをよくお聞きする。

中小企業だけの話ではない。自動車の大手一次サプライヤー会社でもこうしたことをお聞きする。どういうことなのかと更につっこんで聞いてみると、若い人に海外赴任の内示を出すと、会社宛てにすぐに「退職願」を出すという。海外赴任だけでなく、国内の転居を伴う転勤に対してもこうした事例はあると聞く。
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改善は「巧遅拙速」で
『ものづくり一徹本舗』第11回

2月 28日 2014年 経済

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迎洋一郎(むかえ・よういちろう)

1941年生まれ、60年豊田合成入社。95年豊田合成タイランド社長。2000年一栄工業社長。現在中国、タイで工場コンサルタントを務める。自称「ものづくり研究家」。

「巧遅拙速(こうちせっそく)に如(し)かず」ということわざを皆さんはご存知であろうか? 中国の古典で、兵法で有名な「孫子」を出典としており、「上手であるが遅いよりも、下手でも早いほうが良い」という意味である。命を賭けた戦場では、熟考をしている間に敵に攻められる危険が高く、とにかく早く先手を打っていけということであろう。

私は、この「巧遅拙速」という考え方を今から40年ほど前、大野耐一会長(元トヨタ自動車副社長)から徹底して教え込まれたのである。
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ジャズ喫茶復活、「祈り」という詩
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第4回

2月 28日 2014年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

前回に引き続き、全国のコミュニティFM局に番組を配信している衛星ラジオ局「ミュージックバード」の「未来へのかけはし Voice from Tohoku」の放送内容をお届けする。

今回は岩手県陸前高田市のジャズ喫茶、ジャズタイムジョニーの店主照井由紀子さんからの思い。地域や全国のジャズファンに愛されてきた店は津波で流されたが、全国のジャズファンからの支援で店舗は仮設として復活した。しかし、詩の朗読中にむせび泣く照井さんの心に宿る悲しみは深い。まずは、ラジオ放送の内容を紹介する。
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BGMの落とし穴
『トラーリのいまどきタイランド』第5回

2月 21日 2014年 文化

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トラーリ

寅年、北海道生まれ。1998年よりタイ在住。音楽やライブエンターテインメント事業にたずさわる。

数カ月前のある夜、バンコク市内にある日本人オーナーのレストランで実際に起きた出来事である。

レストランの閉店間際に数人の警察官が突然入り込んできた。彼らは「店内で流しているBGM(バックグラウンドミュージック)が著作権違反行為だ」と言い、タイ人の女性マネジャーから事情聴取するため署に連行し、罰金5万バーツ(1バーツは約3.2円)を請求した。オーナーは署に駆けつけて罰金の値引き交渉をし、最終的に3万5千バーツまで引き下げ、その場で現金を支払うことでマネジャーは解放された。支払いの際に手渡されたのは、タイ国内にある著作権管理団体名義の「5千バーツ」という金額が記載された一枚の領収書であった。証拠のない3万バーツは彼らのポケットに消えたというわけだ。
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