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現代医学の進歩と日本の立ち位置
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第242回

6月 02日 2023年 社会

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

人間にとって「不老不死」はかなわぬ夢である。それでも医学の進歩によって確実に人間に寿命は延びている。戦国時代の武将、織田信長は桶狭間(おけはざま)の戦いの前夜に「人間50年、下天のうちを比ぶれば、無限の如くなり」と謡(うた)い舞った、と言われている。それからまもなく500年。現代人の寿命は100歳に届かんとしている。医学は日進月歩で着実に進歩してきたが、最近の科学技術の発展により最近では急速な深化がみられる。今回は、バンコック銀行の中村康宏さんがまとめた現代医療についてのレポートをご紹介したい。最近の急速な医療の進歩に対して、私たちの医学に対する理解は追いついていないことが往々にしてある。こうした反省を踏まえて、今回のレポートでは医学の進歩を体系的に理解しようとしている。ぜひご一読いただきたい。 記事全文>>

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金属資源の現状と資源メジャーと比較した日本の金属鉱山事業
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第241回

5月 12日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

人類の歴史を振り返ると、民族や国家の繁栄には鉱物資源が深く結び付いていることがわかる。紀元前17世紀から13世紀にかけてアナトリア(現在のトルコ)、メソポタミアで覇権を築いたヒッタイト王国。ヒッタイト人は製鉄技術を有し鉄器、特に鉄製車輪を擁した騎馬戦車を使って近隣諸国を制覇したのである。日本も決して蚊帳(かや)の外ではなかった。13世紀に中国などを旅行して「東方見聞録」を記したマルコポーロ。彼はその著書の中で日本のことを「黄金の国ジパング」と称した。当時金銀を豊富に採掘していた日本は西洋人にとって夢の国であったのであろう。その夢を追いかけて、コロンブスが豊富な銀鉱山を有する新大陸アメリカを発見したのも歴史の奇遇である。さらに日本では16世紀になると戦国時代を迎えるが、佐渡金山を持つ上杉謙信と甲斐金山を持つ武田信玄が覇権を競い合ったことからも鉱物資源の重要性がわかる。

ところが現在の日本にはほとんど鉱山が残っていない。文明開化・富国強兵の明治時代に開発された国内鉱山は経済合理性の下でその多くが閉鎖され、それとともに日本人の多くは鉱物資源の重要性を忘れつつあるように感じられる。欧米諸国は資源メジャーを通して鉱物資源の権益を保有。一方、中国は国策として資源保有国に技術・資金援助を行い、権益の拡大を図っている。今回は、こうした資源をめぐる世界各国の動きをデータを通して解説していきたい。 記事全文>>

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北海道の現状はあすの日本の縮図
人口減少が与える深刻な影響
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第240回

4月 28日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

新型コロナウイルスとはいったい何だったのであろうか?――。思わずそう感じてしまうほどコロナ禍前のような日常生活が戻ってきた。かく言う私もこの4月1日にタイから一時帰国し、日本各地を出張で渡り歩いている。東京都心の人出の多さはコロナ禍前に戻った感を覚えるし、何よりも京都や奈良などの観光地は客でごった返している。修学旅行が復活し、学生の団体が見られるようになったのはうれしい。大型のスーツケースやいくつものリュックサックを抱えた西洋人の姿も目立つ。コロナ禍で移動できなかったうっぷんを、日本への旅行で一挙に解消しようとしているのであろうか? はたまた、円安で実現した「安い日本」を味わい尽くそうとしているのであろうか?

そんな外国人の姿を、桜もまだ開花していない、冬の名残をとどめる肌寒い4月初旬の北海道でも多く見かけた。ここでも人の流れは戻ってきていた。コロナ禍前の光景に戻ったように見える北海道。しかしコロナ禍の3年の間に確実に何かが変わったようである。深く静かに潜行して進む日本の高齢化と人口減少。4月初旬の北海道出張で感じた私の印象を述べてみたい。 記事全文>>

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タイにまた政治の季節がやってきた
5月14日総選挙へ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第239回

4月 14日 2023年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

人間は生来、賭け事が好きなようである。もちろん自分のごひいきが勝つことが前提になる。日本のテレビ番組を見ていると、いまだにWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に関する報道、特に大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の話題で持ちきりである。日本代表の優勝シーンを何度も放映する。WBCの前はサッカーのワールドカップで日本全国が盛り上がった。自分の生活とはあまり関係ないにもかかわらず、人々は自分の思いをその勝負の世界に投影させる。

選挙についても同じようなことが言える。日本の衆参の国会議員選挙の際のテレビ報道を見ているとそれがわかる。主要テレビ各局は選挙速報を流し、当選確実並びに当選の速報のスピードと正確さを競う。見ている方も見ている方である。チャンネルを切り替えながら、各局の獲得議席予想を比較して勝負を楽しんでいる。何を隠そう、私自身のことである。しかし私だけではないに違いない。なぜなら全てのテレビ局が選挙速報しか流していないからである。ふだんテレビをよく見ている人たちはみんな選挙が好きなのである。こんな「みんなが好きな選挙」が私の住むタイでまもなく行われる。 記事全文>>

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10年ぶりのインドネシア、少しだけわかったこと
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第238回

3月 31日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

インドネシア・ジャカルタを3月13日から3泊4日の日程で訪問した。バンコック銀行(以下、バン銀)は2020年12月にインドネシア第7位の中堅銀行であるペルマタ銀行を買収したが、今回はバン銀のチャシリ頭取の指示で「インドネシアの日系企業向け銀行業務の可能性についての調査」を目的に出張した。インドネシアについてほとんど何も知らない私がどこまで切り込めるかわからない。滞在中、在インドネシア日本大使館、ジェトロ(日本貿易振興機構)ジャカルタ事務所、トヨタや三菱商事などの取引先、りそな銀行などの提携銀行の方たちを含めて15社ほどを実質2日半の間に訪問した。ご対応いただいた訪問先の方たちには本当に感謝している。この場を借りてお礼を申し上げたい。 記事全文>>

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「日本酒テイスティング会」試行錯誤の歴史
3年半ぶり開催 日本食ブームも追い風に
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第237回

3月 17日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

新型コロナウイルスの影響で長らく中止していたバンコック銀行(以下バン銀)日系企業部主催の「日本酒テイスティング会」が2月23日、バン銀系列の会員制クラブである「バンコククラブ」で開催された。コロナ禍の影響で3年半ぶりの開催であったが、タイ人135人、日本人85人の計220人のお客様と、日本の酒蔵の出展者などを合わせて約300人のにぎやかな催しとなった。 記事全文>>

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バンコック銀行日系企業部設立の苦難の歴史―石の上にも10年
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第236回

3月 03日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

「石の上にも三年」ということわざがある。「冷たい石の上でも3年も座り続けていれば暖まってくる。我慢強く辛抱すれば必ず成功する」という意味である。若い頃の3年は死ぬほど長い。3年も我慢して何かをやり続けることなど、それこそ我慢できなかった。やりたいことは山のようにある。楽しいこともてんこ盛りである。学生時代に3年間勉強に打ち込んでいれば、今よりも格段に賢くなっていたであろう。飽きっぽい性格の私は、勉強はもちろんのこと、何事にも3年間続けられるだけの辛抱強さを持ち合わせていなかった。そんな私が70歳を目前にして思うことが「石の上にも10年」である。 記事全文>>

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必読!営業力養成講座
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第235回

2月 17日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

今から5年ほど前になるが、人材紹介会社の社長に「転職に際し有利な職種」についてお聞きした。すると、その社長は即座に「1に営業、2に営業、3、4が無くて5に国際」と返された。私はその返答を聞いてビックリしたことを覚えている。長らく銀行員を務めていると、「銀行の中で出世する人たちは、人事・企画部門の人が多い」ことがわかる。このため、一般の企業でもこうした管理系の人たちが重宝がられると考えていたが、どうも違うようである。逆に「こうした管理系で地位も上り詰めた人たちは、転職後に一番面倒を起こす人です」と、その社長から言われた。「なぜなら、人に指示することしかできず、コピー1枚自分では取れないからです」。余談ではあるが、それ以来、私はなるべく自分でコピーを取るようにしている。営業職が世の中でそれほどまでに必要とされる人材なら、そのスキルを持っている人はこれからを生き抜く上で困ることはない。これからの人生の成功者を育成するために、早速「営業力養成講座」を開講しよう! 記事全文>>

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日経・紙媒体が消えた日
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第234回

2月 03日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイで長らく宅配されてきた日本経済新聞(日経)の紙媒体が、昨年12月31日をもって廃刊になった。日経は2006年9月からタイで現地印刷・宅配を始めたとのことで、私は16年以上、日経の紙媒体のお世話になってきたことになる。海外にいながら日本の情報を新聞で毎日得られることなど、昔は考えられないことだった。それだけに、この期に及んで、日経の紙媒体が廃刊になったことへのショックは大きい。年寄りの戯言(たわごと)になるが、35年に及ぶ海外生活をしてきた私が、情報収集に苦労してきた過去を振り返ってみよう。 記事全文>>

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『ハイパーインフレの悪夢』から学ぶ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第233回

1月 20日 2023年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住25年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

新型コロナウイルスの感染拡大が始まったのが2020年の春。タイ政府によるロックダウンで外出できない私は、バンコクのアパートで所在なくテレビを見ていた。その時の番組名は覚えていないが、グーグルで検索してみると、20年4月4日NHKで放映された「緊急対談パンデミックが買える世界-歴史から何を学ぶか」という番組のようだ。イタリア在住の漫画家ヤマザキマリが出演していた記憶がある。この番組でヤマザキマリなど出演者たちが強く勧めていたのが、アルベール・カミュの『ペスト』(1947年)とジョヴァンニ・ボッカッチョの『デカメロン』(1348~1353年)を読んで感染症を知ることであった。 記事全文>>

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