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「どうやらトランプ」に現実味
「誰になっても従う」日本?
『山田厚史の地球は丸くない』第267回

7月 19日 2024年 国際

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

120メートル先から放たれた銃弾が、演説中のトランプの右耳を撃ち抜いた。「1インチずれていたら米国の未来は変わったかもしれない」と米メディアは報じた。血にまみれながら星条旗を背に拳(こぶし)を高く掲げたトランプの映像が世界を駆け巡った。「互角」の緊張をはらんでいた米大統領選は一気に「トランプ当選」へと動くのか。 記事全文>>

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石破茂「日本は独立国ではない」
政治家が口閉ざす「日米同盟の闇」
『山田厚史の地球は丸くない』第266回

6月 28日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「私は、日本は独立国ではないと思っています」。自民党元幹事長・石破茂さん(67)の口からこぼれたひとことに、自民党政治家とは思えない正直さを感じた。

「失われた30年」を検証する民間人の学習会でのことだ。バブル崩壊後の日本で、政治が劣化していったのはなぜか、石破さんを呼んで話を聞こうということになった。

率直なやりとりができるよう発言はオフレコ。「ここだけの話」とすることで石破さんは引き受けてくれた。 記事全文>>

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東京都知事選 「小池劇場」最終章
変節 親自民 仲間の離反
『山田厚史の地球は丸くない』第265回

6月 14日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

およそ政治の表舞台に似つかわしくない人物が、「学歴詐称」で揺れる「小池劇場」に割って入った。朝堂院大覚(ちょうどういん・だいかく)氏。元ナミレイ会長で武道家でもあるが、石油権益や途上国の開発案の裏で名前が取りざたされ、「最後のフィクサー」とも評される怪しげな人である。6月11日に東京都庁クラブで記者会見した。小池百合子氏が一家でカイロに渡った経緯や、カイロ大学での進級試験に落第したことなどを語り、「『カイロ大学中退』と言えばよかった。卒業はウソです」と語った。

ほとんどの大手メディアは無視したが、会見の模様はユーチューブにアップロードされ、小池都知事の学歴詐称疑惑を注視する人たちの間では、「反論しようがない証言」などと言われている。 記事全文>>

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「政治の潮目」変わったか?
岸田・小池・蓮舫の現在地
『山田厚史の地球は丸くない』第264回

5月 31日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

全国各地の選挙で「自民党の敗退」が目立っている。

5月26日の静岡県知事選では自民党が推薦した元副知事・大村慎一氏が、立憲民主党などが推す元浜松市長・鈴木康友氏に敗れた。川勝平太前知事が「不適切発言」の責任をとって辞任し、急きょ行われた選挙で自民党は失地回復を狙ったが、果たせなかった。

自民党は4月28日の「国政3補欠選挙」で全敗するなど勢いにかげりが見えていた。保守地盤の厚い静岡県での敗退は、「有権者の自民離れ」を印象づけた。 記事全文>>

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団塊の世代最後の闘い
私たちの「終活」
『山田厚史の地球は丸くない』第263回

5月 17日 2024年 社会

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

かつての学友が50数年ぶりに集まった。それぞれ二十歳(ハタチ)の青春は大学紛争のさなかだった。爪痕(つめあと)をキャンパスや自らの内心に残し、就職して企業戦士となった者、バブルに踊り不良債権の処理にまみれた銀行員、大学に留まり医局改革で孤立した医学生……。道はそれぞれ違ったが、みな10年ほど前に現役を終え、いまや後期高齢者である。「終活」に話題が及ぶと、1人が言った。「あの世に行く前に、今の世の中に、落とし前をつけたい」

吉野源三郎の『君たちはどう生きるのか』は、若者に「生きる意味」を正面から問いかける著作として話題になった。終活を意識する高齢者にとって「君たちはどう生きたか」が人生の意味を考える問いかけだろう。 記事全文>>

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再現された「いちご白書」
米国に吹く大学闘争の風
『山田厚史の地球は丸くない』第262回

5月 03日 2024年 国際

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

全米各地で大学紛争が起きている。ハーバード、イェールなど「アイビーリーグ」と呼ばれる東部の名門校から、西海岸のカリフォルニア大やスタンフォード大まで、「パレスチナとの連帯」を掲げるデモが頻発し、座り込みのテント村がキャンパスに広がった。

ニューヨーク市内にあるコロンビア大学では、大学当局がテント村の学生に退去を命じ、期限が来ても撤収しない学生に対し警官を導入して排除した。100人を超える逮捕者が出たが、学生は構内にあるハミルトン・ホールを占拠、バリケードを築いて立てこもった。50余年前、このホールで同じような出来事があった。 記事全文>>

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世界の中心で「脱平和国家宣言」
岸田はなにしにアメリカへ
『山田厚史の地球は丸くない』第261回

4月 19日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

岸田首相にとって訪米は、「ご機嫌な息抜き」ではなかったか。段取りは事前に決まり、互いを称(たた)え合うだけの首脳会談、議員が立ち上がって拍手するスタンディングオベーションが繰り返された上下両院合同会議での演説。日本政府は「大成功」とご満悦だが、先方が喜ぶ言葉を並べれば、万雷の拍手が返ってくるのは当然だろう。

大統領専用車「ビースト」の車内で撮った2ショットが、ホワイトハウスから世界に発信された。装甲車並みに分厚い鉄板で覆われたビーストに乗せてもらえるのは「気の許せる友人」の扱いだという。笑みを浮かべるバイデンの隣で、無邪気に喜ぶ岸田のゆるみきった表情。この無防備さが、首脳会談の本質をさらけ出した。 記事全文>>

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どうする「北朝鮮との外交」
「転機」迎えた拉致問題
『山田厚史の地球は丸くない』第260回

4月 05日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

日本政府は、北朝鮮と密かに接触し「日朝首脳会談」を模索しているらしい。その兆候は北朝鮮側から発信された。

今年元日に起きた能登半島地震に、金正恩朝鮮労働党総書記が、被害を見舞う電報を岸田文雄首相に送った、と北朝鮮メディアが報じた。「被災地の人々が一日も早く立ち直り、安定した生活を取り戻せるよう祈ります」と深い同情と哀悼の意を表明したという(1月5日付)。

林芳正官房長官は1月6日の記者会見で「感謝の意を表したい」と述べながらも返信については、明言しなかった。

悪口雑言を得意とする北朝鮮が、丁重なお見舞いを寄せるなど、きっと何かがある、と多くの人は感じただろう。 記事全文>>

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安倍氏亡き後に金融正常化
政策の誤り 修正に10年
『山田厚史の地球は丸くない』第259回

3月 22日 2024年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「アベノミクス」とも呼ばれた「異次元の金融緩和」に終止符が打たれた。

日銀は3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利を解除。長期金利の上昇を力づくで抑えていたイールドカーブコントロールを止める。先進国の中央銀行ではどこもやってない「株の買い支え(上場投資信託の買い取り)」も打ち切った。

日銀の植田和男総裁は記者会見で「これからは普通の金融政策を行ってゆく」と述べた。これまでは「普通ではない金融政策」だったということである。 記事全文>>

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成果があった政倫審
見えた政治家の倫理観
『山田厚史の地球は丸くない』第258回

3月 08日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「政治倫理審査会」とは、読んで字の如(ごと)く、である。政治家の倫理感が丸わかりになる審査会だった。たいした期待はしていなかったが、いまの政治家は、この程度の人物なのか、ということがよく理解できた。自民党派閥を舞台にした裏ガネづくりは、いつ、どこで、だれが、どんな意図でなされたか、など肝心なことはさっぱりわからなかった。それはそうだろう。政倫審はウソついたら偽証罪になる国会喚問とは違う。疑いをかけられた政治家の「弁明の場」として設けられた。 記事全文>>

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