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EU経済の展望―「小澤塾」塾生の提言
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第141回

4月 12日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコック銀行日系企業部には、新たに採用した行員向けに「小澤塾」と名付けた6カ月の研修コースがある。この期間、銀行商品や貸し出しの基本などを、宿題回答形式で、英語で講義を行う。この講義と並行し、日本人新入行員として分析力、企画力などを磨くため、レポートの提出を義務づけている。

今回は、昨年12月に「小澤塾」を卒業した永富秀年さんのレポートをご紹介する。永富さんはイギリスの離脱決定を契機に岐路に立つ欧州連合(EU)に焦点を当てた。本稿では、EU加盟による経済効果と副作用を検証し、将来のEU経済について考察する。

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日本の変革の主体はだれか?
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第140回

3月 29日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

海外から見ていると目に見えて衰退していく日本。既に日本の衰退は20年以上前から始まっていた。労働力生産人口がピークアウトした1997年以降日本の名目GDP(国内総生産)は漸減傾向にある。1995年には日本のGDPは世界のGDPの17.6%を占めていた。しかし2016年には5.1%と3分の1以下になってしまった。1人あたりのGDPにいたっては世界25位と経済協力開発機構(OECD)諸国で最低の水準である。産業についても同様である。繊維、鉄鋼、造船、家宅とかつて世界一を誇った産業は今や見る影もない。いまや自動車産業にのみ頼る「一本足打法」とも言えるところだが、その自動車産業とて電気自動車や自動運転技術など新たな産業の後に決して安泰と言える状況にない。

気付いている?いない?日本の衰退

なぜこんな状況になってしまったのだろうか? 私はこれまでこうした状況を生み出した原因は人々が日本衰退の現実に気付いていないからであろうと考え、海外から見た日本の現状について講演したり記事を書いたりしてきた。いまだに日本では「食レポ」や「旅番組」などと日本礼賛のテレビ番組があふれかえっている。こんなテレビ番組ばかりでは日本の人たちも自国の衰退に気付けないのだろうと思っていた。

しかし、みな薄々気付いているようである。ただ、そうした現実に目を向けたくないだけなのである。「なぜ日本の衰退が起こっているのか?」。私なりの分析もこの「ニュース屋台村」を通して訴えかけてみた。政治・産業・教育・文化などについて、それなりの解説を試みてきた。 記事全文>>

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地方銀行の課題解決に向けて―「小澤塾」塾生の提言
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第139回

3月 15日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコック銀行日系企業部には、新たに採用した行員向けに「小澤塾」と名付けた6カ月の研修コースがある。この期間、銀行商品や貸し出しの基本などを、宿題回答形式で、英語で講義を行う。この講義と並行し、日本人新入行員として分析力、企画力などを磨くため、レポートの提出を義務づけている。今回は、昨年12月に「小澤塾」を卒業した小野寺智也さんのレポートをご紹介する。

1.はじめに

金融機関を取り巻く環境は数年来大きく変化しており、日銀の異次元金融緩和による金利の低下は、金融機関の収益面に大きな影響を与えている。これまでのビジネスモデルであった「預金を集めて貸す」ことで成り立つ時代は過ぎ、今後は各金融機関が独自の取組みで収益環境を改善させなければならない。こと地方銀行(以下「地銀」という)においては、金利の低下に加え、営業基盤である各都道府県の人口減少などが波及し、より厳しい収益環境に置かれているのが現状である。このレポートでは、地銀が置かれている現状を整理し、今後地銀が目指すべき方向性について、各金融機関の取り組み事例をもとに検証していく。

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歴史から紐解くタイの政治の現状
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第138回

2月 22日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイ王室のウボンラット王女をタクシン派の国家維持党が首相候補として擁立したが、わずか2日で「取り下げ」の形で決着をした。きわめて唐突かつ衝撃的な「事件」であったが、今回の出来事に対する日本の方々からの反応を、私がなぜ奇異に感じたかをつづってみたい。
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高速鉄道インフラ輸出計画のみじめな結末
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第137回

2月 08日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

目に見えて国力が落ちていく日本。その昔は繊維、造船、鉄鋼、電機、鉄道など世界に誇った産業も今はその面影もない。現在日本企業の中で世界に伍(ご)して戦っている企業はトヨタ、ホンダ、コマツ、ブリヂストン、ダイキン、村田製作所など数えるほどしかない。これらの企業は海外生産比率も高いし、海外販売比率も高い本当のグローバル企業である。しかしこうした企業はほんの一握りになってしまった。
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アセアン経済の現状と展望―「小澤塾」塾生の提言
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第136回

1月 25日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコック銀行日系企業部には、新たに採用した行員向けに「小澤塾」と名付けた6カ月の研修コースがある。この期間、銀行商品や貸し出しの基本などを、宿題回答形式で、英語で講義を行う。この講義と並行し、日本人新入行員として分析力、企画力などを磨くため、レポートの提出を義務づけている。今回は、バンコック銀行日系企業部に新卒、正社員として入行した石田千明さんのレポートをご紹介する(注=本文中の図表は、その該当するところを一度クリックすると「image」画面が出ますので、さらにそれをもう一度クリックすると、大きく鮮明なものを見ることができます)。
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水曜日の音楽会
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第135回

1月 11日 2019年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住21年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

幼い頃から歌を習い音楽に親しんできた私にとって、音楽は私の身体の一部である。「音楽とは何か?」「音楽の表現するものはどういうものか?」などという哲学的な自問自答も時にはするが、それ以前に音楽をすることの喜びが私を包む。無条件に音楽に身体が反応する。そんな私の音楽遍歴については、このニュース屋台村でも何度かご披露してきた(拙稿2017年2月23日、3月10日、3月23日付「音楽と私」上・中・下をご参照下さい)。
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美濃焼探訪
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第134回

12月 21日 2018年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住20年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

海外生活が長く、また、仕事に追いまくられていた私は日本の美術や芸術に目を向けている時間などなかった。否、時間はあったのだろうが、少しでも時間があれば、その時間をクラシック歌唱やサックス演奏など西洋音楽に振り向けてきた。妻は日本舞踊やお茶、はたまた写経など日本的なものが大好きである。端から見ていて、とても面白そうなのだが、残念ながら私には時間がない。
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徳島県の地方創生について
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第133回

12月 07日 2018年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住20年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

◆1章 徳島の歴史と現状

江戸時代の徳島は、四国最大の経済力を誇っていた。1889年に市町村制を施行した当時の都市人口をみると、徳島市は約6万人で、東京、大阪、京都、名古屋、神戸、横浜、金沢、仙台、広島に続く全国10番目の規模であった。徳島は古来より昭和の初期にいたるまで最も重要な商品であった「塩」「砂糖」「藍」「タバコ」の生産地だったのである。徳島の町はこれら4大産業(阿波藍、和三盆糖、鳴門の塩、刻みたばこ)で蓄えられた豊かな民間財力を背景に、活気のある大都市であった。

しかし、現在の徳島県の位置づけは、以下の通りである(注:本文中のグラフ・図版は、その該当するところを一度クリックすると「image」画面が出ますので、さらにそれをもう一度クリックすると、大きく鮮明なものをみることができます)。
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日本の民主主義を考えてみる
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第132回

11月 22日 2018年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住20年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

私たちが普段当たり前に使っている「民主主義」や「民主的」などの言葉。その言葉の意味はいったい何なのだろうか? ややもすると「民主的ではない」ことは日本では悪となり、レッテル貼りに使われる。しかしヨーロッパに行くと「民主主義」という言葉のニュアンスが日本とは異なって使われていることに気づく。どうも日本の民主主義とは日本独特のもののようだ。「日本の民主主義」とはいったい何なのだろうか。
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