п»ї 6月 | 2014 | ニュース屋台村

Archive for: 6月, 2014

1 2

サッカーと八百長、闇も深いが根も深い
『アセアン複眼』第1回

6月 13日 2014年 国際

LINEで送る
Pocket

佐藤剛己(さとう・つよき)

企業買収や提携時の相手先デューデリジェンス、深掘りのビジネス情報、政治リスク分析などを提供するHummingbird Advisories 代表。シンガポールと東京を拠点にアセアン、オセアニアと日本をカバーする。グローバルの同業者50か国400社・個人が会員の米国Intellenet日本代表。新聞記者として9年、米調査系コンサルティング会社で11年働いた後、起業。

2014年FIFAワールドカップ(W杯)が開幕した。世界の期待が高まるのに合わせ、今回はサッカー界の闇の部分も随分とメディアに流れている。特に国際スポーツ安全センター(International Centre for Sport Security, ICSS)が今年5月に発表したレポートは、アジアのサッカー関係者の頭痛の種になっている。

同レポートは「世界のスポーツ賭博の80%に八百長がある」「特にサッカーとクリケットが犯罪組織の温床」「資金洗浄が特定された年間約1400億米ドルのうち53%がアジアでの違法行為に関連していた」などと報じている。「アセアン複眼」第1回は、このレポートを象徴するようなシンガポールで端を発した事例を紹介したい。
記事全文>>

コメント

拝啓、松山英樹様
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第22回

6月 06日 2014年 経済

LINEで送る
Pocket

小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住16年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

拝啓 松山 英樹様。米国男子ゴルフツアーのメモリアル・トーナメントでの優勝、おめでとうございます。心からお慶び申し上げます。

最初に申し上げておきますが、私自身はそれほどのゴルフファンではありません。アメリカ、タイとゴルフの環境に恵まれた土地に都合 26年も住んでいながら、ゴルフは大して上達しませんでした。上達もしないからゴルフに打ち込むわけでもなく、この 10年はタイに住んでいながら月イチゴルファー(月に1回)に甘んじています。
記事全文>>

コメント

「気質」から見る日本とアジア その2
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第16回

6月 06日 2014年 社会

LINEで送る
Pocket

引地達也(ひきち・たつや)

仙台市出身。毎日新聞記者、ドイツ留学後、共同通信社記者、外信部、ソウル特派員など。退社後、経営コンサルタント、外務省の公益法人理事兼事務局長などを経て、株式会社LVP(東京)、トリトングローブ株式会社(仙台)設立。一般社団法人日本コミュニケーション協会事務局長。東日本大震災直後から被災者と支援者を結ぶ活動「小さな避難所と集落をまわるボランティア」を展開。企業や人を活性化するプログラム「心技体アカデミー」主宰として、人や企業の生きがい、働きがいを提供している。

◆動きだすボス国家

前回の「その1」で、アジアにおける2大国、中国とロシアは「エニアグラム分別」におけるタイプで「8」という気質であると論じ、中ロの動向の基本姿勢について記した。

まずはおさらいのため、9つに分けられるタイプ1(以下T1)からタイプ9(以下T9)の特徴を再掲する。T1完璧主義型、T2慈愛主義型、T3成果主義型、T4創造主義型、T5理論分析主義型、T6確実慎重主義型、T7楽観行動主義型、T8強権リーダー主義型、T9平和強調主義型。日本はT6で中国とロシアがリーダーとなりたがるいわゆる「ボス」気質のはざまで、慎重なかじ取りが求められると指摘したが、現在、ウクライナ南部クリミア半島をロシアが併合したことへの対応は格好のケーススタディーである。
記事全文>>

コメント

「中米の日本」を目指した国、エルサルバドル
「中南米徒然草」第1回 

6月 06日 2014年 国際

LINEで送る
Pocket

石井清史(いしい・きよし)

グアテマラ・カトリック大学留学後、外務省勤務。在コスタリカおよび在ボリビア日本大使館参事官、ブラジル・リオデジャネイロ広報文化センター所長などを歴任。中南米生活35年余。退職後の現在はエルサルバドルに在住。専門は存在論を中心とした哲学。40年来取り組む人生の課題は、仏教とキリスト教の比較研究、日本文化・東洋文化と西洋文化の全般的比較研究。

◆内戦前までは世界でも有数の親日国

エルサルバドルで6月1日、内戦時の統一武装ゲリラ組織であり、現在は同国の国会第一党であるファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のサルバドル・サンチュス・セレン大統領(同じくFMLNのオスカル・オルティス副大統領)政権が発足しました。

エルサルバドルには戦後初めて、1956年に紡績(エルサルバドルの主要産業だった綿花生産を基に、伊藤忠と呉羽紡=当時=の出資で設立された中米最大の紡績企業IUSA社)、そして66年に合繊関係の日本企業が進出し、海外初のトヨタ自動車販売店が開設されました。また、中南米で初めて海外青年協力隊が派遣され、78年に海外で初めて日本企業関係者が武装ゲリラ(FMLN)に誘拐・殺害された国です。50年代後半から内戦が激化する前の70年代末まで日本との外交関係の進展は顕著で、本気で「中米の日本」を目指していた国です。
記事全文>>

One response so far

1 2