森下賢樹(もりした・さかき)
プライムワークス国際特許事務所代表弁理士。パナソニック勤務の後、シンクタンクで情報科学の世界的な学者の発明を産業化。弁理士業の傍ら、100%植物由来の樹脂ベンチャー、ラストメッセージ配信のITベンチャーなどを並行して推進。「地球と人にやさしさを」が仕事のテーマ。
◆知財が大幅黒字の山口大学
昨年12月23日のネット版日刊工業新聞の記事よると、山口大学の知的財産センターが同大の特許関連収支を分析したところ、2012〜16年度年間収入は平均約2億円で、支出の2.3倍になったそうです。大学でも企業でも、「知財(特許)はお金ばかり使う」と言われ、関係者は肩身の狭い思いをすることもしばしばです。そんな中で山口大学の分析は興味を引きます。
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