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石破茂「日本は独立国ではない」
政治家が口閉ざす「日米同盟の闇」
『山田厚史の地球は丸くない』第266回

6月 28日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「私は、日本は独立国ではないと思っています」。自民党元幹事長・石破茂さん(67)の口からこぼれたひとことに、自民党政治家とは思えない正直さを感じた。

「失われた30年」を検証する民間人の学習会でのことだ。バブル崩壊後の日本で、政治が劣化していったのはなぜか、石破さんを呼んで話を聞こうということになった。

率直なやりとりができるよう発言はオフレコ。「ここだけの話」とすることで石破さんは引き受けてくれた。 記事全文>>

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東京都知事選 「小池劇場」最終章
変節 親自民 仲間の離反
『山田厚史の地球は丸くない』第265回

6月 14日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

およそ政治の表舞台に似つかわしくない人物が、「学歴詐称」で揺れる「小池劇場」に割って入った。朝堂院大覚(ちょうどういん・だいかく)氏。元ナミレイ会長で武道家でもあるが、石油権益や途上国の開発案の裏で名前が取りざたされ、「最後のフィクサー」とも評される怪しげな人である。6月11日に東京都庁クラブで記者会見した。小池百合子氏が一家でカイロに渡った経緯や、カイロ大学での進級試験に落第したことなどを語り、「『カイロ大学中退』と言えばよかった。卒業はウソです」と語った。

ほとんどの大手メディアは無視したが、会見の模様はユーチューブにアップロードされ、小池都知事の学歴詐称疑惑を注視する人たちの間では、「反論しようがない証言」などと言われている。 記事全文>>

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「政治の潮目」変わったか?
岸田・小池・蓮舫の現在地
『山田厚史の地球は丸くない』第264回

5月 31日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

全国各地の選挙で「自民党の敗退」が目立っている。

5月26日の静岡県知事選では自民党が推薦した元副知事・大村慎一氏が、立憲民主党などが推す元浜松市長・鈴木康友氏に敗れた。川勝平太前知事が「不適切発言」の責任をとって辞任し、急きょ行われた選挙で自民党は失地回復を狙ったが、果たせなかった。

自民党は4月28日の「国政3補欠選挙」で全敗するなど勢いにかげりが見えていた。保守地盤の厚い静岡県での敗退は、「有権者の自民離れ」を印象づけた。 記事全文>>

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世界の中心で「脱平和国家宣言」
岸田はなにしにアメリカへ
『山田厚史の地球は丸くない』第261回

4月 19日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

岸田首相にとって訪米は、「ご機嫌な息抜き」ではなかったか。段取りは事前に決まり、互いを称(たた)え合うだけの首脳会談、議員が立ち上がって拍手するスタンディングオベーションが繰り返された上下両院合同会議での演説。日本政府は「大成功」とご満悦だが、先方が喜ぶ言葉を並べれば、万雷の拍手が返ってくるのは当然だろう。

大統領専用車「ビースト」の車内で撮った2ショットが、ホワイトハウスから世界に発信された。装甲車並みに分厚い鉄板で覆われたビーストに乗せてもらえるのは「気の許せる友人」の扱いだという。笑みを浮かべるバイデンの隣で、無邪気に喜ぶ岸田のゆるみきった表情。この無防備さが、首脳会談の本質をさらけ出した。 記事全文>>

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どうする「北朝鮮との外交」
「転機」迎えた拉致問題
『山田厚史の地球は丸くない』第260回

4月 05日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

日本政府は、北朝鮮と密かに接触し「日朝首脳会談」を模索しているらしい。その兆候は北朝鮮側から発信された。

今年元日に起きた能登半島地震に、金正恩朝鮮労働党総書記が、被害を見舞う電報を岸田文雄首相に送った、と北朝鮮メディアが報じた。「被災地の人々が一日も早く立ち直り、安定した生活を取り戻せるよう祈ります」と深い同情と哀悼の意を表明したという(1月5日付)。

林芳正官房長官は1月6日の記者会見で「感謝の意を表したい」と述べながらも返信については、明言しなかった。

悪口雑言を得意とする北朝鮮が、丁重なお見舞いを寄せるなど、きっと何かがある、と多くの人は感じただろう。 記事全文>>

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成果があった政倫審
見えた政治家の倫理観
『山田厚史の地球は丸くない』第258回

3月 08日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「政治倫理審査会」とは、読んで字の如(ごと)く、である。政治家の倫理感が丸わかりになる審査会だった。たいした期待はしていなかったが、いまの政治家は、この程度の人物なのか、ということがよく理解できた。自民党派閥を舞台にした裏ガネづくりは、いつ、どこで、だれが、どんな意図でなされたか、など肝心なことはさっぱりわからなかった。それはそうだろう。政倫審はウソついたら偽証罪になる国会喚問とは違う。疑いをかけられた政治家の「弁明の場」として設けられた。 記事全文>>

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兵器輸出を認めますか
大事なことは「密室で」
『山田厚史の地球は丸くない』第256回

2月 09日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

武器は輸出しない。殺傷力のある兵器を外国に売って儲けるなんて、めっそうもない。それが、平和主義を憲法に掲げた日本のやり方だった。ところが今、急旋回している。

自民党は公明党と話をつけ、殺傷能力のある兵器を輸出できるよう法律の「運用基準」を変える、という。こんな大事なことを、国民の声が届かない「与党協議」で決めてしまっていいのか。「裏ガネ」で皆が騒いでいるうちに「日本の針路」がねじ曲げられようとしているのだ。 記事全文>>

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いつ動く政治の傍観者
激動の世界「引きこもる日本」
『山田厚史の地球は丸くない』第255回

1月 26日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

保険の不正請求でユーザーを食い物にしたビッグモーターのデタラメさは、取引先の損保ジャパンばかりか、その親会社であるSOMPOホールディングスの櫻田謙吾会長の引責辞任にまで発展した。

櫻田氏は経済同友会代表幹事を務めた論客、損保業界を代表する人物とされていた。損保ジャパンでも取締役を務め、実質的トップでありながら、「報告がなかった」「責任の取りようがない」などと逃げ回っていた。金融庁が櫻田会長を「企業統治の深刻な機能不全」を理由に詰め腹を切らせた。

不正請求するビッグモーターへの対応をことごとく誤り、自社のシェアを増やそうと他社に先駆けて契約再開に走った。損害を被る保険契約者を無視して自社の利益を優先する。そんなSOMPOグループの営業姿勢が厳しく問われた。「知らなかった」とする櫻田氏に「不都合な情報がトップに上がらない企業風土は誰に責任があるのか」と迫ったのである。 記事全文>>

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岸田文雄は首相失格
時代が政治家を選ぶ
『山田厚史の地球は丸くない』第254回

1月 12日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

元日は能登で震災が起こり、翌2日、羽田空港で旅客機と輸送機が衝突し炎上。ただならぬ時代を予感させる新年の始まり。政界では、松も明けぬうちに国会議員が裏金作りで逮捕された。

地球は地殻変動が活動期に入ったらしい。日本の政治も長期政権が自己崩壊を始めた。どうやら、明日は昨日の延長線上に描けない。時代が求める政治家の資質も変わってきた。 記事全文>>

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後がない検察に世間の喝采
裏ガネ捜査「から騒ぎ」の恐れ
『山田厚史の地球は丸くない』第253回

12月 29日 2023年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

自民党の派閥を舞台にした裏ガネ疑惑は、連日メディアを賑わしている。検察の捜査は松野博一前官房長官ら政権中枢にのび、「年明けに大物逮捕か?」などと憶測が飛び交う。果たしてそのような展開になるだろうか。事件が政治資金報告書への不記載にとどまるなら、政治家の逮捕はおろか大掛かりな起訴は困難だろう。期待ばかりが先行する中で、検察に勝算はあるのか。 記事全文>>

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