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ビジネスチャンス到来
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第15回

2月 14日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

2月2日に行われたタイの総選挙は、一部で危惧された大きな衝突もないまま終了した。投票率46%、選挙区総数375カ所のうち28選挙区は立候補者不在。投票中止に追い込まれた選挙区は67カ所に上り、合わせて4分の1の選挙区で選挙ができなかったことになる。現政権も反政府側も、この選挙結果に対し自陣に有利な解釈を加えるが、どちらにも与(くみ)しない中途半端な結果であったと思われる。

とりあえず投票中止になった選挙区では4月27日に再投票を行うことが決まったが、立候補者不在の28選挙区の扱いについては、まだ決定されていない。今後手続き通り再選挙が行われたとしても、立候補者不在の選挙区が続くことや有効投票数に満たない選挙区があることから、半年以上は内閣を組織するのは不可能であろう。
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タイの日本食ブーム
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第14回

1月 31日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイ国内の日本食レストランが今年4月には2000店を超える見込みであると、日本のNPO「日本食レストラン海外普及推進機構」が発表した。10万人いるとされるタイの在留日本人が毎日これらの日本食レストランに行くとしたら、1店舗あたり50席必要という計算になる。

タイで生活する日本人の数を考えれば、2000店という日本食レストランの数はそれほど驚くにあたらないのかもしれない。昼夜とも日本食レストランを利用する日本人も多いし、タイ人も大勢日本食レストランに押しかけている。
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“バンコク封鎖”フェスティバル
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第13回

1月 17日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

バンコクは至る所で、お祭り騒ぎである。バンコク市内7カ所の通りが封鎖され、その近辺では「タクシンいらない、インラック出てけ」のシュプレヒコールが届く。リーダーの掛け声に合わせ、人々は笛(ホイッスル)を吹き鳴らす。人々は「バンコク封鎖」と書かれたTシャツを着たり、タイ国旗があしらわれた帽子をかぶったりして街に繰り出していく。車道には食べ物や物売りの屋台が並び、人々はショッピングを楽しむ。まるで休日の歩行者天国にいるような錯覚を感じる。

夜になるといくつかの会場では、有名歌手が来てコンサートが開かれている。その様子は“バンコク封鎖”と銘を打った一大フェスティバルそのものである。日本で流されているタイの騒乱のニュースと全く異質な光景である(封鎖場所に近いところなどで一部影響を受けている方に対しては申し訳ありません)。
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楽に寄す
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第12回

1月 10日 2014年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

私事ながら、趣味は音楽である。歌を歌ったり、サックスやフルートを吹いたりする。正月休みで日本に帰国した機会を利用し、東京・東中野にあるジャズクラブ「ドラム」の忘年会に参加させていただいた。

この店は、75歳になるドラマーで「秋満義孝クインテット」などでも活躍された三戸部純一氏と奥様の「みきともえ」さん(元劇団四季)が経営されている店で、客の7~8割は常連客である。客も演奏や歌に参加できるが、プロやセミプロの方が大半でレベルは極めて高い。
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日本の価値観では理解できないタイ
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第11回

12月 27日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

現代の日本人にとって、自由・平等そして民主主義は絶対的な価値のようである。これが実現出来ていない社会は未成熟社会であり、この三つの価値を否定すると人間扱いされなくなる。「ファシスト」「右翼」「共産主義」などあらゆる罵詈雑言(ばりぞうごん)が飛ぶ。

確かに個人個人の権利が一定程度保証されるこれらの価値はきわめて居心地が良い。特に知識人やマスコミの方々にとって。しかし、日本人がこうした価値観を持ち得たのは、第2次大戦に敗れたからであり、それまでは天皇制による軍国主義をほとんどの国民が信奉していたのである。
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こんな企業は海外進出の資格がない
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第10回

12月 13日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

タイは今や日本にとって一番近い国のようである。韓国や中国の方が地理的には近くても、気持ちの面ではタイが最も近い国だと思われている。確かにタイから日本への観光客は急増中だ。最近では、日本の地方の中規模都市に行ってもタイレストランを見かける。

しかし、今の日本人がどれくらいタイのことを知っているだろうか? 「国民に慕われている王様がいる」「首相は美人の女性」「多くの日系企業がタイに進出」「車の渋滞が激しい」「洪水が頻繁に起こる」「政治が不安定」……。あなたはこれ以外に、タイについていくつ挙げられるだろうか?
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「リベート社会」を考える
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第9回

11月 29日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

コンプライアンスの妄想に取りつかれた日本人にとって「リベート」は悪である。金は汚らわしいものとして扱われ、取引先との金品のやり取りは厳禁。一方で下火になったとはいえ、いまだ飲食やゴルフの接待は平然と行われている。

◆華僑の3:3:4の原則

タイに来て華僑の社会に入り込み、彼らの生き方を見ていると、日本人とのいくつかの違いに気づかされる。その一つが、華僑の「3:3:4の原則」である。日本の方にとって全くなじみのない原則であるが、この原則は華僑の方が商売などで利益を挙げた時の分配方程式である。
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日本企業連合はなぜバンコク都市鉄道建設を受注できたのか?
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第8回

11月 15日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

日本企業連合にとってはタイで久しぶりの朗報である。丸紅、東芝およびJR東日本が、その共同出資事業体を通して、バンコクの都市鉄道パープルライン向けの鉄道システムと10年間のメンテナンス事業を受注したのである。これにより、バンコクの都市交通に日本製車両が初めて採用されるともに、日本の企業連合が海外での鉄道メンテナンス業務に参画する初めてのケースとなる。

思い起こせば今から約15年前、日本企業はバンコク初の都市鉄道であるBTS(高架鉄道)事業で欧州企業に敗退した。円借款を条件にオールジャパンでアプローチしたにもかかわらず、受注を逃したのである。
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コンプライアンスが日本企業を駄目にする
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第7回

10月 18日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

最近の在タイ日系企業の動きを見ていると、気になることがある。2008年のリーマン・ショック以降、日本や米国での業績が悪化した中で、多くの日系企業がアジア、特にタイの業績に大きく依存するようになってきた。「タイ一本足打法」と当地で呼ばれる現象である。

各日系企業のオペレーションで、タイ拠点が重要視されるため、日本からの派遣者が急増。00年以降は2万人強だった在留邦人数が、直近では6万人まで増えてきたのである。
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「半沢直樹」に見る日本の金融非常識
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第6回

10月 04日 2013年 経済

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住15年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

いまや「半沢直樹」は日本の社会現象である。日本から4500キロ離れたこのタイの土地でも「半沢直樹」は昼食時の話題となる。なぜそんなに人々の琴線にふれたのであろうか?

世間的には怨嵯(えんさ)の的となる銀行員の以下の醜い姿であろうか?
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