山口行治(やまぐち・ゆきはる)
株式会社Aデコード研究所設立準備中。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長(臨床試験データベースシステム管理、データマネジメント、統計解析)。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
前稿では「機械学習を使ったビジネス関連特許」6042件のデータを、「小学生」程度に機械学習で分析(A)してみた。いよいよ2回転目のプラン(P)、ヒトの出番だ。6042件のデータをクラスター分析して、全体を俯瞰(ふかん)したとしても、中小企業経営者にとって重要なのはビジネスの目標となる一つの特許、もしくは先願のないビジネスアイデアだ。中小企業経営者は大学の研究者ではないし、役人や大企業のように優等生ではない。より具体的には、筆者自身のビジネスのことを考えている。人工知能(AI)技術が発展すれば、コツコツとプログラムを書いてデータ解析をする仕事は不必要になる。それはデータ解析のコストがゼロになり、プログラマーの労働から解放されるという意味では喜ばしいことだけれども、筆者のような職業は後継者がいなくなる。後継者がいなくても、「みんなで機械学習」して、アマチュアリーグを作ろうというわけだ。 記事全文>>

バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住23年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。
特別支援が必要な方の学びの場、みんなの大学校学長、博士(新聞学)。精神科系ポータルサイト「サイキュレ」編集委員。一般財団法人発達支援研究所客員研究員、法定外見晴台学園大学客員教授。








