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高市「白紙委任」求める総選挙
裏のテーマは「核武装」
『山田厚史の地球は丸くない』第306回

2月 06日 2026年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

2026年衆議院選挙の争点は何か。積極財政でも消費増税でもない。本当のテーマは「日本の核武装化」ではないのか。内田樹(たつる)さんが東京新聞の「時代を読む」というコラムで「隠された争点は『日本核武装』である」と指摘した。同感だ。
 「首相はもし選挙で信任を得たら、『国論を二分するような大胆な政築』に『批判を恐れることなく果敢に挑戦』すると述べた。首相が『民意を得た』と判断した時、いかなる政策を提示するつもりかは予測がつく。核武装である」と書いている。 記事全文>>

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「今なら勝てる解散」の謎
首相に解散権は世界の非常識
『山田厚史の地球は丸くない』第305回

1月 22日 2026年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

大相撲に「優勝決定戦をいつやるかは、横綱が決める」というルールがあったらどうなるだろう。相手が故障しようが、くたびれていようが、横綱が「この日に」と決めたらその日にやる。自分が万全な時を選ぶだろう。こんな不平等は、勝負の世界であり得ない。

「取り組まなければならないことは山ほどある。解散を考えている暇はない」と言っていた高市早苗首相が、前言を翻し、衆議院解散へと突き進んだ。
 言っていたことと違うじゃないか、というのが大方の反応だが「解散は首相が決める。ウソをついてもいい」というのが政界の常識、ウソを真に受けた方が悪いということになっている。 記事全文>>

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要塞化する与那国島
楽園喪失 自衛隊が占拠
『山田厚史の地球は丸くない』第303回

12月 19日 2025年 政治, 社会

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

与那国島は「絶界の孤島」のたたずまいを残す。東京から1900キロ、沖縄本島からは500キロ。断崖がそそり立ち、独特の生態系と文化を育む離島である。黒潮に洗われ、漁場の中に島があり、海人はカジキ漁で潤う。エメラルドの海には12月になるとユニークな姿のハンマーヘッドシャークが群れをなしてやってくる。沖縄でありながら、ハブはいない。悠々と時が流れる楽園が、にわかに刺々(とげとげ)しくなってきた。あるとも分からない台湾有事への備えが、人々を不安にしている。 記事全文>>

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急速に悪化する日中関係を考える
既に始まっている武力衝突の前哨戦
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第307回

12月 17日 2025年 政治

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

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バンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住27年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

時のたつのは早いもので、あっという間に2025年の年末を迎えている。しかし、これほど暗い気持ちになる年末は記憶にない。年を取ると死が近づくことによって恐怖心が増してくる。肉体の衰えも感じるし、回復力も衰える。こうしたことから物事を悲観的にとらえやすくなる。さらに年齢を重ね、多くのつらい経験がトラウマにもなる。

それにしても、高市早苗首相の発言に端を発した日中関係の軋轢(あつれき)は抜き差しならない状態になってしまった。それに対して日本にいる人は、極度に高まっている日中関係の緊張をあまり感じていないようである。今回の日中関係の緊張は「日本にとって深刻な危機」である。私は37年間海外に住み、外国の価値観や考え方に常に触れてきた。また中国、欧州、米国、東南アジアに頻繁に出張し、日本のマスコミが伝えない各国の実情を把握すべく心掛けてきた。

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国民に届かぬ「無味乾燥」な言葉
議論ないまま戦争準備が進む
『山田厚史の地球は丸くない』第301回

11月 14日 2025年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「存立危機事態」「防衛装備品移転」「5類型廃止」「安保三文書」。なんのことだか分かりますか。普通の国民には理解しにくい難解な言葉ですが、どれも日本の針路にかかわるキーワードです。ほとんどの人がさっぱりわからない専門用語を使って、つまり国民の大多数をカヤの外に置き、権力者は「戦争への備え」を着々と進めている。ぼーっとしていると、取り返しのつかない所に連れて行かれる。それが今の日本です。 記事全文>>

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トランプおじさま・サナエちゃん関係
対米迎合の行き着く先はどこか?
『山田厚史の地球は丸くない』第300回

10月 31日 2025年 国際, 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

あのシーン、みなさんはどうご覧になっただろうか。満面の笑みでトランプ大統領に寄り添い、大勢の米軍兵を前に飛び跳ねながら手を振る高市早苗首相。「日米黄金時代」を謳(うた)い、大統領と個人的信頼関係を築けるか、が問われていた首相は、緊張して首脳会談に臨んだのだろう。会談を終えて、原子力空母「ジョージ・ワシントン」に場所を変え、米軍兵士の歓待を受けた。高市首相は「日本の歴史に残る女性首相」と紹介され、緊張の糸が切れたかのように舞い上がった。

大統領の腕にぶら下がるようなツーショットは、「トランプおじさま」と「サナエちゃん」といった風情だが、それは「日米同盟の現実」を映しているのかもしれない。毎日新聞の社説(10月29日付)は「対米迎合が先走る危うさ」と警鐘を発した。 記事全文>>

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高市早苗とゾーラン・マムダニ
新たなリーダー 日米の違い
『山田厚史の地球は丸くない』第299回

10月 17日 2025年 国際, 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

トランプ米大統領の足元で、新たな変化が始まっている。11月4日に投票されるニューヨーク市長選で、民主党候補が勝ちそうだ。「民主社会主義者」を自認する33歳のゾーラン・マムダニ氏。来年の中間選挙への流れが、変わるかもしれない。

マムダニ氏はアフリカのウガンダ出身、インド系の家族と共に7歳でアメリカに渡ったイスラム教の移民である。白人第一、移民を蔑(さげす)み、イスラムを警戒する「トランプ的価値観」の対極にある人物。そんな若者が、既存の政治家を引き離し、アメリカ最大都市のリーダーに躍り出ようとしている。 記事全文>>

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誰のための自民党総裁選報道
「勝ち馬探し」の伴走者
『山田厚史の地球は丸くない』第298回

10月 03日 2025年 政治, 社会

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

自民党総裁選はあす10月4日に投開票される。

「読売新聞社が実施した国会議員の支持動向調査では、小泉進次郎農相(44)が、旧派閥横断で幅広い支持を得ている実態が明らかになった。高市早苗・前経済安全保障相(64)は旧安倍派、林芳正官房長官(64)は旧岸田派を中心に浸透する中、各陣営は態度未定の議員票に狙いを定め、追い込みをかける」。

「小泉氏を支持する国会議員71人を派閥・旧派閥別でみると、無派閥が5割弱と最も多く、麻生派が2割弱、旧岸田、旧茂木両派がそれぞれ1割などだった。衆院当選5回以下の中堅・若手議員の支持は30人超で、立候補した5氏の中で最多だった。陣営幹部は『勝ち馬に乗りたい層へのアプローチが重要』と強調し、議員票の更なる上積みを図る」(9月30日付、読売新聞)

同じ日、朝日新聞は以下のように報じた。

「小泉進次郎農林水産相(44)がトップで、林芳正官房長官(64)が続いた。高市早苗前経済安全保障相(64)は3番手だった。いずれも党員・党友票を含む初回投票で過半数を得る勢いはなく、上位2人の決選投票となる公算が大きい」

こちらも「小泉優勢」を伝えている。投票前に「勝つのは誰か」を当てるのがメディアの仕事であるかのような書きぶりである。 記事全文>>

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「内戦」煽るトランプの「狂気」
戦争省のアメリカ それでも日本は…
『山田厚史の地球は丸くない』第297回

9月 19日 2025年 国際, 政治, 社会

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

今度は「極左摘発」だという。

トランプ支持を若者に訴えていた右翼活動家チャーリー・カーク氏(31)が凶弾に倒れた。容疑者は逮捕されたが、動機や思想背景など解明はこれからだ。ところがトランプ大統領は「犯人は極左思想」と決めつけ、SNSに「死刑だ」と発信した。断片的情報だけで「リンチにかけろ」と言わんばかりである。ネットにはさまざまな感想・見解が交錯するが、容疑者に同調するような書き込みは通報され、職場を解雇されるなど、1950年代のマッカーシズムを思い出させる「思想攻撃」が始まっている。

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与那国島・町長選が示した民意
島民が判断できる情報を
『山田厚史の地球は丸くない』第296回

9月 05日 2025年 政治, 社会

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

日本最西端の島・与那国島(よなぐにじま)が静かに変わろうとしている。

この10年余、急速に軍事要塞(ようさい)化が進んでいた。8月24日に行われた町長選挙で「平和な島に」と主張する上地常夫(うえち・つねお)氏が当選した。

上地常夫(61)無所属新 557票▽糸数健一(72)無所属現 506票▽田里千代基(67)無所属新 136票

上地氏は、本島の高校を卒業後、島に戻り、役場に勤務し、22年から町議会議員を務めていた。自衛隊の駐屯には反対しないが、自衛隊の島にはしたくない、と訴え、僅差(きんさ)で現職を破った。 記事全文>>

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