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Archive for: 3月, 2024

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中国経済は本当に破綻するのか?
中国 見たまま聞いたまま(その2)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第263回

3月 29日 2024年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

日本のマスコミの記事を見ていると、「中国の不動産大手、恒大集団がデフォルト」「中国の不動産バブル崩壊により中国の銀行は破綻(はたん)の危機」「中国の若者の失業率が20%を超え深刻な経済危機」「中国の電気自動車が売れず投げ捨てられている」などといったセンセーショナルな見出しを見つける。否、見出しだけではなく内容も過激である。

「人の不幸は蜜(みつ)の味」という言葉がある。「失われた30年」の苦汁をなめてきた日本人にとって、隣国中国が少しでも落ちぶれれば安心できるのかもしれない。日本には中国を実際以上にディスる(侮辱〈ぶじょく〉する)記事が氾濫(はんらん)しているような気がする。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(6完)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第15回

3月 27日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

日中の存在感の差拡大

1999年にバンコク特派員としてタイに赴任した。タイは当時、 シンガポールとともにASEAN(東南アジア諸国連合)の中核をなす国で、学生時代にボランティアとして働いて以来、私にとっては憧れの地だった。記者になろうと決めた時点で将来、バンコク特派員になることをめざしていたが、ようやくその夢がかなった。

バンコクは東南アジア地域の取材拠点と位置づけられ、ASEAN域内にある各支局を統括していたので、ASEAN加盟10か国のほかインドや中国も取材で訪れた2007年までのバンコク勤務時代を総括すると、東南アジア地域で中国の影響力がますます強まっているということと、それとは逆に、日本の経済力や外交力の低下がより顕著になり、影響力が弱まっていることを実感した。 記事全文>>

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AIは社会のDIYツール
『みんなで機械学習』第36回

3月 26日 2024年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

◆制作ノート

英国の経済学者エルンスト・シューマッハー(1911~1977年)の「スモール イズ ビューティフル」における中間技術の提案を、「みんなで機械学習」として実現するため、「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」という拙稿を連載している。前回は、機械学習する組織として、社会制度の仕組みで収集した社会的なデータを、役所や大学などの社会的組織が機械学習して、地域の情報サービスの形で提供し、地域の小組織が自発的に組織活動に活用することを考えてみた。地域の小組織であれば、周辺の固有名詞を特定することができるので、現在の生成AI(人工知能)技術が陥るハルシネーション(事実に基づかない情報を生成する現象)、固有名詞と事実の乖離(かいり)、を防止できる。周到な考慮によって、周辺に限定したスモールデータは、支配欲に取りつかれたビッグデータを凌駕(りょうが)するだろう。「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」は途中の画像以降なので、制作ノートに相当する前半部分は、飛ばし読みしてください。逆に言うと、制作ノートは形式にこだわっていないので、まとまりがないけれども読みやすいかもしれません。 記事全文>>

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「完全なる日々」は共生社会の中にある
映画「PERFECT DAYS」から
『ジャーナリスティックなやさしい未来』第274回

3月 25日 2024年 社会

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引地達也(ひきち・たつや)

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◆ダウン症男性の出演

映画「PERFECT DAYS」(パーフェクト・デイズ、原題:Perfect Days)が2023年12月に公開された。ヴィム・ヴェンダース監督が東京を舞台に、かねてから出演を熱望していたという俳優、役所広司氏を主役に迎え、日本・ドイツ合作で制作されたドラマ作品である、東京の公衆トイレを掃除する清掃作業員の男、平山を演じる役所氏はこの作品で第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最優秀男優賞を受賞した。 記事全文>>

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安倍氏亡き後に金融正常化
政策の誤り 修正に10年
『山田厚史の地球は丸くない』第259回

3月 22日 2024年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「アベノミクス」とも呼ばれた「異次元の金融緩和」に終止符が打たれた。

日銀は3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利を解除。長期金利の上昇を力づくで抑えていたイールドカーブコントロールを止める。先進国の中央銀行ではどこもやってない「株の買い支え(上場投資信託の買い取り)」も打ち切った。

日銀の植田和男総裁は記者会見で「これからは普通の金融政策を行ってゆく」と述べた。これまでは「普通ではない金融政策」だったということである。 記事全文>>

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ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(5)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第14回

3月 20日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆南米駐在

警視庁詰めを外れた後、遊軍を経て、1991年から96年まで、ブラジルのサンパウロを拠点にした南米特派員を務めた。南米には12の国とフランス領ギアナがあるが、私は5年間の駐在期間中、ガイアナ、スリナム、仏領ギアナ以外はすべて取材で訪れた。

サンパウロは南米最大の都市で世界最大の日系人社会があり、日本食も比較的簡単に手に入る。ただ、リオデジャネイロと並んで治安が悪く、私たち家族は鉄格子に囲まれ、ガードマンが24時間張り付いている集合住宅に住んでいた。 記事全文>>

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閉じこもる大国?
中国 見たまま聞いたまま(その1)
『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第262回

3月 15日 2024年 国際

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小澤 仁(おざわ・ひとし)

oバンコック銀行執行副頭取。1977年東海銀行入行。2003年より現職。米国在住10年。バンコク在住26年。趣味:クラシック歌唱、サックス・フルート演奏。

20年ぶりの中国訪問

このほど、約20年ぶりに中国を訪問した。日本の外務省には以前から「チャイナスクール」と呼ばれる中国語を研修言語とした中国専門の外交官がおり、主にこうした人たちが中国にある日本の大使館や総領事館などに赴任する。

世界各地でビジネスや外交を行うためには、その地に精通した専門家の育成が必要である。こうした観点で言えば、私はタイに来るまでは「アメリカンスクール」であろう。中国については全く勉強してこなかったし、中国に関する知識は皆無といってもよい。中国への出張経験はわずか2度だけである。 記事全文>>

One response so far

ふるさとの景色の先に広がる大きな世界
So far so good(4)
『四方八方異論の矛先-屋台村軒先余聞』第13回

3月 13日 2024年 社会

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元記者M(もときしゃ・エム)

元新聞社勤務。南米と東南アジアに駐在歴13年余。座右の銘は「壮志凌雲」。2023年1月定年退職。これを機に日本、タイ、ラオス、オーストラリアの各国を一番過ごしやすい時期に滞在しながら巡る「4か国回遊生活」に入る。日本での日課は3年以上続けている15キロ前後のウォーキング。歩くのが三度の飯とほぼ同じくらい好き。回遊生活先でも沿道の草花を撮影して「ニュース屋台村」のフェイスブックに載せている。

◆サツ回りで鍛えられる

1987年に本社に異動し、1991年まで社会部に在籍した。社会部の4年間のうち3年間は桜田門にある警視庁での警察取材、いわゆる「サツ回り」で、記者として鍛えられた。

北海道、京都・大阪の2府、そして43の県の場合、警察組織を統括するのは「警察本部」でそのトップは「警察本部長」だが、東京都の場合、統括するのは「警視庁」で、トップは「警視総監」。サツ回りは社会部取材の原点ともいわれるが正直、もう二度とやりたくない過酷な経験だった。 記事全文>>

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なぜ、植物図鑑か
『みんなで機械学習』第35回

3月 12日 2024年 社会

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山口行治(やまぐち・ゆきはる)

o株式会社ふぇの代表取締役。独自に考案した機械学習法、フェノラーニング®のビジネス展開を模索している。元ファイザージャパン・臨床開発部門バイオメトリクス部長、Pfizer Global R&D, Clinical Technologies, Director。ダイセル化学工業株式会社、呉羽化学工業株式会社の研究開発部門で勤務。ロンドン大学St.George’s Hospital Medical SchoolでPh.D取得(薬理学)。東京大学教養学部基礎科学科卒業。中学時代から西洋哲学と現代美術にはまり、テニス部の活動を楽しんだ。冒険的なエッジを好むけれども、居心地の良いニッチの発見もそれなりに得意とする。趣味は農作業。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。

◆制作ノート

英国の経済学者エルンスト・シューマッハー(1911~1977年)の「スモール イズ ビューティフル」における中間技術の提案を、「みんなで機械学習」として実現するため、「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」という拙稿を連載している。前回は、個体差に関連する組織論として、組織は組織でできていることを論じた。単なる細胞の集まりが組織ではないように、組織と個人の関係は、それぞれの「表現」を介して、立体的に理解することが望ましく、個体差を機械学習する要点となる。中小企業が表現する「場所」は、地域と業種の立体構造となる。「スモール ランダムパターンズ アー ビューティフル」は途中の画像以降なので、制作ノートに相当する前半部分は、飛ばし読みしてください。逆に言うと、制作ノートは形式にこだわっていないので、まとまりがないけれども読みやすいかもしれません。 記事全文>>

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成果があった政倫審
見えた政治家の倫理観
『山田厚史の地球は丸くない』第258回

3月 08日 2024年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「政治倫理審査会」とは、読んで字の如(ごと)く、である。政治家の倫理感が丸わかりになる審査会だった。たいした期待はしていなかったが、いまの政治家は、この程度の人物なのか、ということがよく理解できた。自民党派閥を舞台にした裏ガネづくりは、いつ、どこで、だれが、どんな意図でなされたか、など肝心なことはさっぱりわからなかった。それはそうだろう。政倫審はウソついたら偽証罪になる国会喚問とは違う。疑いをかけられた政治家の「弁明の場」として設けられた。 記事全文>>

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