タカマツマシナリー(タイランド)
日系企業紹介『おじゃまします』第14回

7月 11日 2014年 経済

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バンコク週報

1976年10月創刊のタイで発行する日本語新聞。在タイビジネスマンに向けてタイの政治・経済・社会ニュースから人物紹介まで多彩なコンテンツを提供している。

◆手動・自動CNC旋盤が高い評価 高いカスタマイズ性、かつ低価格

CNC旋盤など工作機械の製造・販売保守サービスで顧客企業から高い評価を受けている高松機械工業(石川県白山市)。50年にわたり顧客にとって最適な機械を提供してきた同社は2003年、タイに自社製品の販売・メンテナンスを行う現地法人「タカマツマシナリー(タイランド)」を設立した。その後06年にはタイ工場を立ち上げている。

高松機械工業の主力製品は、円筒状工作物をコンピューター管理された刃物で切削するCNC旋盤だ。同社は日本で約30機種の旋盤を製造販売している。タイでの売れ筋はそのうち5~6機種だ。高松機械工業の高松宗一郎・取締役兼海外営業部長によれば、日本では8~9割が自動化されているが、タイは2~3割程度で主力はまだ手動機。さらにこれに低価格という条件がつくという。

同社がタイに進出する前、低価格帯の旋盤は韓国および台湾メーカーの独壇場だった。ただ、日本製と比べ故障が多く、メーカーのメンテナンスにも不満が残るのが実情だった。

そこで、高松機械工業ではアジア向けの手動式旋盤を開発。日本と異なり手動式が主流のタイでの人気製品となっている。この人気の背景としては故障の少ない点も無視できない。「自動車関連メーカーの24時間フル生産という非常にタフな環境で鍛えられてきた。このなかで不都合があればすぐに改良していきた」--タカマツマシナリー(タイランド)の東千平副社長は自社製品に絶対の自信を示す。

一方で、タイも今後、賃金上昇でワーカー雇用が慎重になり生産の自動化が進むことは確実。東副社長は「これでわが社の得意とする自動式をPRする土壌ができた」と話す。

そのため、高松機械工業では今後、自動式旋盤も積極的にタイに投入していく。同社の機械はコンパクトで低価格、しかもカスタマズ性に優れている。複雑な仕様変更が必要なケースは日本で行うが、比較的容易なものはタイ工場が対応する。なお、タイ工場は、工作機械・部品在庫ストックのほか、ショールーム的役割も果たす。

◆ASEAN展開

高松機械工業の旋盤を導入している在タイ企業は約100社。このうち9割弱は日本で受注した顧客企業だ。これに対し、タイ進出後の新規顧客は1割強にとどまり、ローカルと日系が混する。

今後の事業展開であるが、タイでは顧客の新規開拓が最優先となる。今は自動車メーカーが中心であるが、農業関係、医療関係企業からの受注増を目指していく。

さらに、タイ以外の国への販売も強化。東南アジア諸国連合(ASEAN)の域内ではベトナムを有望視しており、すでに現地代理店との販売契約も締結した。

またメンテナンスはタイ法人が、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどを管轄。なお、インドネシアは昨年4月に現地法人を立ち上げだが、それまでの10年はタイからサポートしていた。

◆ものづくり商談会

高松機械工業は、6月20日と21日の両日、バンコク都内バンナーのバンコク国際展示場(BITEC)で開催された「第1回ものづくり商談会@バンコク2014」に出展した。同社はここで、カスタマイズ性の高さと低価格を前面に出し、手動・自動の両方をアピールするとともに、自動化移行への提言を行った。さらに、展示会やプライベート商談会ではなかなか接触のできない新市場の開拓も視野に入れる。(倉林義仁記者)

◆製品サービス

NC旋盤GSL-10

 
作業者に配慮した設計
「ドアから主軸芯までの寄り付き性がよく、また床から主軸芯までの高さを960mmとすることで女性でもワークやチャックの変換作業を容易に行えます」
 
MADE IN JAPANの信頼
「主要部品は、日本国内製。組み付け調整は、当社工場で高品質に行われますので、海外でも安心してお使いいただける「実用性」と「耐久性」を実現します。窓枠の桜色は本機のコンセプトであるMADE IN JAPANを表現しています」

高松機械工業を支える日タイスタッフ(プライベート商談会会場で)

 
TAKAMATSU MACHINERY (THAILAND)CO.,LTD.
888/17 Moo 19,Bangpleeyai,Bangplee,Samutprakarn 10540 THAILAND
TEL:02-382-5372
FAX:02-382-5373
日本側HP  http://www.takamaz.co.jp/

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