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第三者委員会という茶番
『山田厚史の地球は丸くない』第9回

11月 01日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

公正中立、厳格でフェア。客観的観察者の眼で事実を検証する「第三者委員会」。その信頼がいま揺らいでいる。暴力団融資を放置したみずほ銀行が依頼した外部調査の報告書はあまりにも銀行に都合のいいものだった。その結論が頭取らの処分を軽くした。第三者なのか、応援団なのか、判断するのは誰か?

報告書を公表する記者会見に出て、驚いた。委員長の中込秀樹弁護士は、銀行の人かと思うような受け答えだった。
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半沢直樹がいない銀行―みずほはどこで失敗したのか
『山田厚史の地球は丸くない』第8回

10月 18日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

暴力団融資が発覚したみずほ銀行の右往左往は「危機対応の悪しき実例として歴史に残る」といわれる。まず一連の動きを振り返ってみよう。

2010年12月、提携関係にある信販会社オリエントコーポレーション(オリコ)の自動車融資に反社会的勢力への融資が多数あることが分かった。340件で総額2億300万円。銀行内部の調査で分かったが、事実は隠され、経営陣は手を打たなかった。
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軽自動車に手を伸ばすTPP―米国圧力、陰に国内大手の思惑
『山田厚史の地球は丸くない』第7回

10月 04日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

「消費税8%」で新聞が大騒ぎした2日、朝日新聞の片隅に「TPP要求項目、米が具体的提示」というベタ記事が載った。

TPP本交渉と並行して進んでいる日米の二国間協議で米国から具体的要求が示された、という。その中に「やはり」と思う項目があった。
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ヤミ鍋TPPの反民主性
『山田厚史の地球は丸くない』第6回

9月 27日 2013年 経済

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

大詰めを迎えた環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉は10月8日の三カ国首脳会合で「大筋合意」するという。首脳会合といっても首相や大統領が国益を背負って激論を交わす、なんてシーンは期待できない。

大事な話は前の週の木曜日から日曜の6日まで続く閣僚会合で詰める。だが交渉は難航しそうで「大筋合意」は望み薄といわれる。首脳会合は「交渉は順調に進んでいる。まだ決まっていない分野も年内合意に向けがんばろう」というような共同声明を発する儀式に終わるだろう。
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東京オリンピックでいいのか
『山田厚史の地球は丸くない』第5回

9月 20日 2013年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

オリンピックが2020年、東京に来る。「よかった」「うれしい」「大歓迎」とメディアは報じ、同調圧力は高まるばかり。東京五輪はそんなにめでたいことなのか。

都がカネを使うべきは、直下型震災への備えではないのか。国が取り組むべきは海や空気を汚染するフクシマの放射能対策だ。どうしようもない不安をお祭り気分で紛らわす。現実逃避の空気が、この国に充満している。
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シリア攻撃、日和見オバマが世界を変える
黒人大統領が米国のゴルバチョフになる日
『山田厚史の地球は丸くない』第4回

9月 06日 2013年 国際

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹。

武力攻撃を宣言しておきながら、オバマ大統領は対シリア作戦を「議会の承認を求める」と後退させた。「危うい賭け」「否決なら威信喪失」など新聞各紙はネガティブな見出しで報じた。なぜ「後退」を評価する論評がないのか。武力攻撃は中東の泥沼に足を取られるきっかけになる可能性が大きい。優柔不断に見える行動は、世界の保安官を辞めたいオバマの捨て身の戦いではないのか。

個人的にはシリア攻撃は避けたいのだと思う。政府内で積み上げられた政策に押され、武力行使を宣言したことを後悔していることだろう。
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カジノ市場開放は破壊か創造か―拝金主義と遊びの文化
『山田厚史の地球は丸くない』第3回

8月 23日 2013年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹

カジノの熱風がアジアに吹いている。「租界」の特権を生かしマカオが賭博で地域おこししたのが成功例とされ、シンガポール、韓国、フィリピンと伝播。熱波は日本にも押し寄せている。上陸地点は東京のお台場か。五輪誘致が決まれば、カジノ解禁の追い風になる、という。

勃興する新富裕層を取り込もうと国際カジノ資本はアジアに狙いを定めた。各国で政治家を動かし着々と事業を広げている。
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PM2.5と集団的自衛権
『山田厚史の地球は丸くない』第2回

8月 08日 2013年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹

「北京駐在になりますが、家族は日本に残します」。赴任が決まった知人は、迷ったすえ一人で行くことに決めた。対日感情の悪化は気になっていたが、近頃話題のPM2.5が決定打になった。このごろそんな人が増えているらしい。

ニュースで流れる白く霞んだビル群、薄ぼんやりとした太陽。そんな映像を目にして「子供は連れていけないな」と思ったという。
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スノーデンさん、教えてよ
『山田厚史の地球は丸くない』

7月 17日 2013年 政治

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山田厚史(やまだ・あつし)

ジャーナリスト。元朝日新聞編集委員。「ニュース屋台村」編集主幹

40年間、朝日新聞で記者をしてきた。ヒトサマの職場に入り込み、あるいは自宅前で夜待ち構え、話を聞く。「聞き出す」のが仕事だった。 霞が関を担当する機会も多かった。記者クラブ発表の枠外のニュースを追えば、公務員が職務上知り得たことを漏洩させることが必要になる。厳密にいえば「公務員法違反の教唆」が日常業務だった。

某中央銀行で友人が総裁秘書役に抜擢された。「よかったねぇ」と言葉をかけたら「とても辛い仕事だ」と言う。
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